Q.怖がるお子さまを治療する上で気を付けていることは何ですか?
A.お子さまの将来を考えて、トラウマにならないように治療をすることです。
私自身も2児の父親ということもあり、怖がるお子さまには特に配慮して治療を進めます。例えば、いきなり治療はいたしません。親御さまからすると「早く治療をしてほしい」と思われるかもしれません。しかし、無理に進めるとトラウマになってしまいます。どんなに小さなお子さまであっても、一人の人間として尊重しなければなりません。
お子さまが将来、歯の治療を怖がらずにしっかりと歯科医院に通えるようにするためには、初めが肝心だと考えています。そこで当院では、親御さまにもご説明をした上で、初診のお子さまに対して道具を見せたり、風を当てたりして、まずはトレーニングを行います。そしてお子さまが治療の雰囲気に慣れてから初めて、治療に進むようにしています。
A.お口のケア方法を身につけていただき、シーラントやフッ素塗布の処置を行います。
お子さまの歯は虫歯になりやすい傾向にあります。当院は、お子さまには大きくなっても自分の歯で生活を送ってほしいとの考えから、お子さまの虫歯予防に力を入れています。まず大切なことは、お子さまご自身がお口のケア方法を身につけることです。そのためには親御さまの協力が欠かせません。
そこで当院では、親御さまを交えて、歯磨きやよく噛むことの重要性、食べ方についてのアドバイスなどを、理由と共に分かりやすくご説明します。またお口のクリーニングとセットで、歯の溝を薄いプラスチックで埋めて虫歯を予防するシーラントの処置をしたり、歯質を強化して虫歯になりにくい歯にするためのフッ素塗布を行ったりして、お子さまの虫歯予防に取り組んでいます。
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