町田北口歯科

「歯科医師としてどうあるべきか」という、全ての歯科治療に通ずる基本的な姿勢について、特に力を入れて勉強してきました。私が歯科医師になって1年目の時に、尊敬していた歯科医師の方から患者さまとのコミュニケーションの大切さなどを学びましたね。そして今では、その方から学んだ歯科医師の基本をしっかりと守って、日々治療を行っています。

全てのスタッフに指導しているのは、患者さまに「優しい・暖かい」と感じていただける対応をすることです。初めていらっしゃる患者さまの多くは緊張しています。そんな不安なお気持ちを取り除くために、受付スタッフや歯科衛生士には、患者さまを「よくいらしてくださいました」「お電話ありがとうございます」という気持ちで、温かく対応できるように指導しています。

また、スタッフ同士で仲が悪いと、患者さまにも嫌な雰囲気が伝わってしまうかもしれません。そのため、スタッフ全員が仲良く平等に働けるように配慮しています。このような取り組みを通して、いつでも笑顔で患者さまのことをお出迎えできるように努めています。

当院には優しくて思いやりがある、良いスタッフが揃っていると思います。

例えば、歯科衛生士は丁寧に歯石を取るだけでなく、「患者さまに痛い思いをさせないようにしよう」という、強い気持ちを持ってお口のお掃除を行っています。技術的なものだけでなく、そういった気持ちがあるので、患者さまから「痛みや不安がなかった」と喜んでいただいていると思います。

スタッフは、自分だったらどうされたいかと考えながら仕事をしているためか、「今日も一日経つのが早かった」と言っていますね。真摯に仕事をしてくれているのが分かるので、どんなことも心置きなく任せられる、自慢のスタッフ達ですよ。

患者さまの様子がおかしいと思い、癌の治療に力を入れている施設を紹介して調べてもらったところ、本当にそれが見つかりました。担当した医師に「良くこれを見つけられた」と言われるような症例で、その時からより一層診断力に力を入れるようになりました。

その後、患者さまのご家族が来院して、心から感謝してくださいました。患者さまの命が助かって、私も嬉しかったですね。

歯科医師をしていると患者さまの命に関わることもあります。だからこそ、分かりづらい病気も見逃さない、しっかりとした診断が大切だと、改めて実感しました。

お子さま一人ひとりの性格に合わせた対応を行い、歯科医院嫌いにならないように配慮しています。

例えば、甘えてしまって治療を受けることができないお子さまには、柔らかく接するだけでなく、スタッフ達が励ましてその方が自分からお口を開けられるように努めています。また、「ちょっと頑張ってみようかな」と思っていただくために、どんなアニメを見ているのかなど、興味があることをお話しして、心の距離を縮めることにも力を入れています。

お子さまだから何も分からないだろうと、無理に治療を進めることはありません。コミュニケーションをしっかりと取り、信頼関係を築き上げた上で治療を始めることを大切にしています。

患者さまのことをしっかりと把握して、臨機応変にご対応しています。患者さま一人ひとりの口調や話し方に合わせて診療を行い、その方の求めていることを汲み取っています。

歯科治療では「噛めるようになる」のをゴールとしており、その後に食生活が変わって肥満になったり、逆に痩せてしまったりすることは、内科の分野でした。

そのような問題に対し、治療後の健康維持を歯科医師も担おうという「特定健診・特定保健指導」が導入され、当理事長も賛同しています。グループ全体で訪問歯科診療に取り組み、ご自宅や施設を出られなくなったご年配の方が、少しでも快適な生活を送れるようにサポートを行っています。

私自身も、噛めることだけで終わるのではなく、その先にあるお身体の健康まで見据えた診療のご提供を目指して、日々「健康指導」について学んでおりますので、皆さまにはぜひご期待いただければと思います。