阿佐谷北　松平歯科クリニック

勤務医時代には様々な地域で治療を行ってきました。その時に実感したのが、地域によって患者さまのニーズが異なることです。できるだけ患者さまのご要望にお応えするために、幅広く学んできました。

その中でも特に力を入れてきたのは入れ歯治療です。しかし、入れ歯の治療は難しく、勤務医時代には自分の納得できるものをご提供することができませんでした。そこで、入れ歯について技術を磨いていた父の診療所で3年間勤務しながら、勉強を積んできました。セミナーでは得られないような、生きた知識を身につけられ、良い経験になりました。

研修医を終えたころ、子どもが生まれたこともあり、大学に残るのではなく勤務医になることにしました。そこである理事長と出会った時が私のターニングポイントです。

その方からは歯科治療に関することだけでなく、「何事も諦めてはいけない」といった心構えについても学びました。今でもそのことを心がけながら治療を行っています。

初診時、患者さまは「これからどのような治療を受けるのか」と不安を抱えていると思います。そのため、時間をしっかりととって、カウンセリングや説明を行うことを欠かしません。患者さまがご納得いただいた上で治療を進めていきます。

個室のカウンセリングルームをご用意し、周りの目を気にしないで相談しやすい環境を整えました。お気軽に不安やお悩みをお話ししていただければと思います。

私が阿佐谷で開業した理由は、思い出のある町だったからです。祖父母が住んでいたこともあり、子どもの時は何回か遊びに来ていました。またその後、両親も移り住み、そこから大学に通学していました。

この町に密着した歯科医院として、患者さまのお口のお悩みをお伺いできることに喜びを感じています。

まずは、お子さまと仲良くなることから始めています。しっかりとした治療を行うためには、信頼関係を築くことが欠かせないからです。お子さまとお話しして、心の距離を縮めてから治療に入ります。

また、治療中に痛みが出てしまうと、歯科医院に苦手意識を持ってしまうかもしれません。そのため、できる限り痛みが出ないように配慮しながら治療を行っています。

仕上げ磨きをしっかりと行うことです。8歳までは親御さまがお子さまの歯を磨いて、汚れを落とすことが大切だと考えています。中には、仕上げ磨きを嫌がるお子さまがいらっしゃると思います。その場合はお子さまが歯を磨いた後、お口の中を確認するようにしましょう。そうすれば早めにお口の異変に気づくことができ、症状が軽度のうちに対応することができます。

また、食生活を見直すことも大切です。糖分を含んだお菓子や飲み物をできるだけ控える、食べる時間を決める、こういったことで虫歯のリスクを軽減させられます。無理に行うとお子さまも継続することが難しいかもしれません。できる範囲で食生活の改善を行っていただければと思います。

患者さまのお気持ちに寄り添うことの大切さについて、スタッフに話しています。彼らもきちんと理解してくれていて、患者さまが緊張している場合には、緊張をほぐすためにお声がけを行っています。

また、これは問題点を明確にしてより良い歯科医院にするために、スタッフには「私に何でも相談して欲しい」と伝えています。定期的にミーティングも開き、もっと患者さまに貢献するためにはどうしたらよいのかということを全員で考えています。

患者さまの中には、歯科医師に対して緊張してしまい、思うように相談できなかった経験のある方もいらっしゃると思います。そのため、当院は患者さまがリラックスできる雰囲気にしています。治療内容や料金についてなど、ぜひお気軽にご相談していただければと思います。

もちろん、初診時だけでなく治療を何回か受けた後でもかまいません。いつでも患者さまのお話をしっかり聞くように心がけています。