ハッピースマイル歯科クリニック武蔵境

私はこれまで、お子さまの治療と親御さまへの指導について、力を入れて学んだり様々な取り組みをしたりしてきました。

虫歯を治療することができたとしても、そのためにお子さまを歯科医院嫌いにしてしまったのでは意味がありません。そこで当院ではお子さまに自主的に通院できるようになってもらうため、一人ひとりに合わせたペースで治療を進めたり、怖がらせないような話し方をしたりというように、様々な取り組みを行っています。

当院に初めてご来院された患者さまに対しては、話をしっかりお聞きすることを心がけています。患者さまのお悩みやご要望を伺ったうえで必要な検査を行い、なぜそのような症状が起こっているのか、その原因について究明するようにしています。

院内のデザインを考えるにあたっては、オープンな空間づくりにこだわりました。

小さなお子さまが親御さまと一緒に診療室に入ってくることができたり、ときには隣のスペースで頑張っているお子さまを見て「あの子が頑張っているのだから自分も頑張ろう」と思ってもらったりというように、オープンな空間の中で患者さまが気軽に治療に臨めるような空間づくりをしたかったのです。もちろん、診療スペースの間に仕切りを設けるなど、プライバシー面についてはしっかり配慮しています。

患者さまの中には、歯科医院や歯科治療に対して恐怖心や苦手意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。当院ではそういった方でも緊張せず、リラックスした状態で治療を受けられるような雰囲気づくりに努めています。

当院のスタッフは皆、自主的に動いてくれます。例えば歯科衛生士は「この患者さまにはどのように接したらいいのか」ということを真剣に考え、日々の業務に取り組んでくれています。

患者さまとも密にコミュニケーションをとってくれているようで、中には「歯科衛生士さんとお話がしたいから来ました」とクリーニングにご来院される方もいらっしゃいます。当院では担当歯科衛生士制を採用しているので、いつも同じ人間が担当することで、良い関係性を築きやすくなっているのかもしれません。

この町に来て感じたのは、共働きの世帯が多いということです。昼間は保育園や幼稚園にお子さまを預けて仕事に出かける親御さまが多いため、お子さまが歯科医院に来られる時間も限られてしまっているようでした。

実際、当院に来られるお子さま連れの患者さまは、お仕事や家事、子育てなどで日々忙しくされている方が多いようです。そのため、子育て世代の方やお子さまが通いやすい歯科医院として、皆さまのお口の健康づくりをサポートできればと考えています。

悩みすぎたりくよくよしたりしないよう心がけています。反省をしたり振り返ったりすることは大切ですが、過度のストレスをため込むと健康に良くないと考えているからです。身体を健康に保つことは仕事のパフォーマンスを維持するうえでとても大切なことですので、困難なことが起こった場合はそれを楽しむくらいの心の余裕を持つようにしています。

映画鑑賞です。洋画と邦画のどちらも好きなのですが、洋画に関してはハッピーエンドで終わるようなものが、邦画に関してはバッドエンドで終わるようなものが好きな傾向にあるようです。休日は映画館に行き、好きな映画を見ながらゆったりとした時間を楽しんでいます。

当院には熱い気持ちを持ったスタッフがいるのですが、皆で食事に行ったとき、涙ぐみながら「私、頑張ります」と言ってくれたことがありました。毎日の業務について、こんなに真剣に考えてくれているのだなと嬉しく感じたことを覚えています。

また、当院にはお子さまの患者さまも沢山来院されるのですが、ある日、仮で入れた詰め物が取れてしまった方がいました。こちらとしては「痛くなかっただろうか」とかなり気を揉んだのですが、その子はにっこり笑って「次は取れないように気を付けるね」と言ってくださったのです。私もスタッフも思わず笑顔になりました。このようにお子さまと何でもない会話を交わせたことも、最近嬉しかったことのひとつです。

今後は、予防に力を入れていきたいと考えています。虫歯や歯周病は進行すればするほど治療も大変になるため、早期に対応をすることが大切ですし、なにより、これらの病気にならないことも重要だからです。

そのためには、気軽に歯科医院にご来院いただき、お口の中のチェックやクリーニングを受けていただく必要があります。これからも病気を予防することの重要性についてしっかりお伝えするとともに、皆さまが気軽にご来院できるような雰囲気づくりに努めてまいります。