小児歯科では「お子さまのペースに合わせた治療」を重視して、お子さまが歯科医院に対して苦手意識を作らないよう心がけています。
まずはお子さまに治療器具を触ってもらい、鏡を見ながら歯科用歯ブラシを口の中に入れていただくなど、少しずつ治療に入っていきます。お子さまに器具が危険なものではないと分かってもらえれば、治療時に怖がって泣くことも少なくなっていくという考えのもと、このような取り組みを行っています。
また、当院には週に2回、女性歯科医師も勤務しており、男性歯科医師に対して恐怖を感じてしまうお子さまにも対応できる体制を整えています。その他、保育士の免許を持っているスタッフがお子さまのお相手をすることもできます。小さなお子さま連れの親御さまも心置きなく治療を受けていただけるようにしました。
ぜひ、お子さまと一緒に当院にお越しください。
矯正というと、器具が痛い・時間がかかる・費用が高いといったイメージがあると思います。しかし、まだ歯の動かしやすい幼少期に歯並びを整えれば、患者さまへのさまざまな負担を軽減できるだけでなく、将来の歯の病気予防にもつなげることができます。
当院ではいきなり小児矯正をおすすめするのではなく、まず歯並びを誘導することや矯正をする必要があるかの相談から始めています。幼少期から顎を広げるなどの処置をしておくと、後々、成人になってからの大がかりな矯正や抜歯の必要がなくなる可能性があります。もちろん、明らかに歯並びが乱れている・受け口になっているなどの場合には、すぐに矯正をご提案することもあります。
また、矯正の利点だけでなく、あらかじめ矯正治療で伴うリスクのご説明もしっかりと行うことで、メリットとデメリットを把握して決めていただけるようにしています。矯正は見た目の印象を変えるだけでなく、セルフケアのしやすさを向上させるといった健康面での良い影響もあります。お子さまのお口について気になる点があれば、まずはお気軽にご相談ください。
小児歯科では虫歯の治療だけでなく、虫歯予防に対しても力を入れて取り組んでいます。例えば、お子さまの歯にフッ素を塗布すること、親御さまに食生活に関するアドバイスなどを行っています。
フッ素を塗布することにより、歯を丈夫にしながら虫歯を防ぐことが可能です。しかし、いくらマメにフッ素を塗っていても、砂糖がたくさん入った飲み物やお菓子を大量に口にしていては、虫歯菌が活性化して意味がなくなってしまいます。そこで、親御さまがお子さまに与える食事やおやつに対して意識的になってもらうことを大切にしています。
歯科医院でのケアと、食事などを含めたご自宅での取り組みで、当院と共にお子さまのお口の健康を守っていきましょう。