矯正治療では見た目はもちろん、顎の動きとしっかりと噛めるといった機能面も考慮しなければなりません。
目に見えない部分も把握をするため、当院には歯科用のCT撮影機器も導入しています。これにより患者さまのお口を立体的に映し出すことができるので、より細かい治療計画を立てることができます。当院では、骨や筋肉と皮膚のバランスまで考慮した検査を行っています。
このような検査をしっかり行うことで、整った歯並びと、矯正治療を通した、噛む機能の改善が期待できるのです。
矯正と言うと、一般的に歯に金属の装置とワイヤーが連なった物が想像されるかもしれません。しかし、現在は器具だけでもさまざまな種類が存在します。当院では、患者さまの症状に加えてご要望もお聞きして、矯正装置を選びます。
当院では、歯の裏側に装置を付けることで装置が目立たない矯正もございます。ほかにも、装置が付いていることで舌が当たった時に抱いてしまう違和感が少ないマウスピース型のタイプなどもあります。
しかし、装置のタイプによってはしゃべり方にも影響が出てきます。そのため結果だけでなく、矯正治療中も患者さまにはご納得いく装置を選んでいただけるように複数ご提案をさせていただき、その中からご希望に添ったものを選んでいただいています。
矯正治療は、一度行ってもその後何もしないでいると歯並びが再び崩れる「後戻り」が起きてしまいます。これは歯並びを直すことだけに注目して、歯の土台である顎とのバランスを考えなかった場合に崩れやすくなる可能性が高いです。
当院では、カウンセリングの段階から顎とのバランスを判断して治療方針を立てています。それに加えてよ整った歯並びになるように、矯正治療後には「リテーナー」と呼ばれる後戻りを防止する装置を装着していただいています。
リテーナーの装着期間や1日の装着時間は年齢に応じて変わります。矯正治療を終えた後も歯並びをそのまま維持するために、このリテーナーを装着していただきます。