訪問診療では、通院が困難な患者さまのご自宅へ行き、お口のなかのケアや入れ歯の作製をしています。治療が完了しても、身体の変化に合わせてお口のケアが必要になる場合があります。経過を見続けることが大切であると強く感じています。
また、担当医が変わると不安に思われる患者さまもいらっしゃいます。患者さまが必要とされる限りは、継続して診させていただくようにしています。長く同じ医師が診ることで少しでもリラックスして治療を受けていただき、患者さまにとって良い生活を送っていただけるように努めてまいります。
介護が必要な患者さまの訪問診療を行う際に、気を付けていることは、ご家族の方とのコミュニケーションです。介護をされているご家族の負担を減らすことを大事にしているからです。当院は、ケアのしやすいお口の環境に整えることを意識しています。例えば、歯の欠けがあればそこを埋めるようにして汚れが溜まりにくくするなど、介護者が歯を磨きやすい工夫もしています。お口の環境を整えることで、負担を軽減できればと思っています。
また、患者さまに対してはその日の体調に合わせて治療をすすめます。体調のすぐれていると時は多めに進め、体調の良くない時には無理をしないようにと、様子を見ながら治療することを大切にしています。
ご高齢の患者さまで歯医者に通えなくなった方がいらっしゃったので、訪問診療をはじめました。患者さまが歯医者に通えないことは心苦しく感じ、それから訪問診療の勉強をしたのがきっかけとなり、今でも継続しています。
どのような患者さまにも当院のケアを感じていただけていると思っていますので、お声がけをしながら治療をすることは欠かしません。
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