高齢者=総入れ歯という時代はすでに過去のこととなり、多くの歯を有している高齢者の方が多くなりました。
多くの歯を残し、最期まで自分の歯で咀嚼し、食べることがとても大切です。その反面、歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)になる危険性が高くなります。また、全身の病気と口の中の環境は密接な関係があり、病気の症状のひとつとして口の中に症状が出たり、口の中の環境の悪化が全身状態の悪化につながったりすることも珍しくはありません。
口の中だけでなく、全身の状態を考えながら口の治療を行うことがとても大事です。当院では、持病を持った方でもしっかりと歯科治療を受けることができる環境を整えています。すでに薬を飲んでいる方や、薬を飲み始めた方こそ、最期までしっかりと口から食べることができるよう、診療を受診しましょう。
入れ歯のメンテナンスでお悩みの方も多いのではないでしょうか。入れ歯のメンテナンスは、残っている歯の健康を守ることにもなります。当院は入れ歯の種類ごとに合わせたメンテナンスをおすすめしています。
総入れ歯の場合は一度合うものをつくっていただければ、入れ歯が合わなくなってからのメンテナンスにおこしいただくのでも構いません。部分入れ歯は、残った歯を守っていくためにも定期的なご来院をおすすめします。
入れ歯が合わないと感じたら、当院まで調整にいらしてください。安定剤で入れ歯を固定するのは構いませんが、無理に合わせるのはおすすめしません。また安定剤が残ったまま、重ね塗りをするのもお控えください。
当院で定期的なメンテナンスを受け、患者さんの残っている歯の健康を守っていきましょう。
訪問診療のご相談も受け付けております。当院では、看取りまで支える歯科治療を目指しています。
ご自宅や施設で最期を迎えられる方も多くなってきています。訪問診療は、そんな患者さんのお食事のお手伝いを目的にしています。
当院の院長は、亡くなる直前まで患者さんに食事をとっていただけるようにしたい、と考えています。訪問診療という選択は、それが歯医者としての価値だと考えての結果です。現状は、院長の都合により、時間や曜日は応相談とさせていただいています。
少しでも味を楽しみ、1口、2口だけでも好きなものを食べていただく。そんな風に最後まで診療ができる医院を目指していく、当院は訪問診療を受け付けています。