綾瀬駅前りょうデンタルクリニック

10歳くらいの時に矯正治療を受けていたのですが、通院先の歯科医院の院長がとても優しく、自分もこんな歯科医師になりたいと思ったことがきっかけです。当時としては珍しく、歯科医師もスタッフも全員アロハシャツをユニホームにしており、そんな歯科医院らしくない点にも惹かれたのかもしれません。元々歯科医院嫌いだったのですが、そこに通っているうちに大好きになっていました。今でも本当に凄い歯科医院だったと思っています。

最初に興味を惹かれて学んだのは、歯周病治療です。歯周病は治療しにくいと思われがちな病気ですが、きちんと手順を踏んでまじめに取り組んでいけば、症状の改善が可能です。重症の歯周病にも対応できるよう、外科的な治療にも力を入れて学んできました。症状が進んでしまっても、諦めずにご相談いただければと思います。

また、歯を失ってしまった場合のインプラント治療や、歯の見た目や機能性にこだわりたい方のためのセラミックを使った被せ物・詰め物治療にも対応し、患者さまの負担をできるだけ抑えるために練習を重ねてきました。

小児歯科の歯科医師から「人間の脳は最後にやったことが印象に残る」とアドバイスをもらったことがきっかけで、治療が苦手なお子さまでも「最後には笑ってお帰りいただく」ことを大切にしています。泣いたままお帰りになると、治療に対して嫌な思い出が残ってしまいかねません。そのため、どうにか笑ってお帰りいただけるよう、コミュニケーションに力を入れています。

平日は20時まで診療を行っているため、千代田線・綾瀬駅を使って通勤している会社員の方が、お仕事終わりにご来院されることが多いように思います。一方、日中は比較的空いているのですが、お昼休みを利用して治療に来られる会社員の方や、お子さま連れの方などがいらっしゃる傾向にあります。

教育面では、スタッフの持っている個性を伸ばしてあげることや、どういった働き方をしたいかという望みをできるだけ考慮することを心がけています。また、お口のクリーニングやブラッシング指導の練習のためにマネキンを導入して、好きな時に自主的に練習ができる環境も用意しました。

さらに、スタッフに対して必要なけじめは付けつつ、できる限り距離を感じさせない対応をしています。その甲斐あってか、スタッフとしっかりコミュニケーションが取れ、良いチームワークが築けています。

チームワークが良いことや、手が空いた時に自発的に院内清掃してくれる点です。ある日、患者さまが途切れた瞬間に全員が同じタイミングで掃除機を取りに行った時には、思わず笑ってしまいました。院内をきれいにするという、患者さまをお迎えするための良いクセが、スタッフたちに習慣付いていることが知れた嬉しい一件でした。また、必要なタイミングで素早く集合もしてくれるので、情報の共有もしっかりとできています。

歯科医院から足が遠のいてしまっている方にご来院いただけるよう、力を入れていきたいと考えています。歯科に受診するのが嫌で症状を放置していたために、虫歯や歯周病を悪化させてしまって、渋々ご来院される方は少なくありません。そういった方へ治療を行う際に、定期的なチェックをすれば治療の負担を抑えられることや、歯を守ることは将来の自分のためになるといった内容を、ツールなどを使って分かりやすくお伝えして、患者さまのお口に対する健康意識の向上ができればと思っています。

治療やケアに対して十分な情報を与えられていないために、通院をやめてしまったり、再発にお悩みになる方は多くいらっしゃいます。当院ではそういったことを防ぐために、患者さまがしっかりと理解できるように、伝えるべき情報は丁寧にお話することを大切にしています。

例えば、あらかじめ「治療をした場合」と「しなかった場合」のことをお話しし、しなかった場合にはどうすれば歯を守れるのかまでお伝えすることで、将来に備えていただけるように配慮しています。ご自身の歯を長きにわたって守りたいとお考えの方は、ぜひ私に歯をみせてください。患者さまに必要なことを、包み隠さずお伝えさせていただきます。