歯医者を目指したきっかけを教えてください。
祖父の代から医療関係の仕事をしている家系で育ちましたので、自然と歯科医師を志すようになりました。子供のころ父の仕事ぶりを見て、子供ながらに「人のために何かをする職業ってすごい、こういう仕事がしたい」と思ったことを覚えています。
歯科医師になりたてのころは、良い意味で厳しく、親身になってくれる先輩や上司の方がいる歯科医院で勤務していました。毎日終電近くまで研修をしていましたが、先輩や上司も付き合ってくれていました。私が疲れている時には、お食事に連れていってくださることもありました。最初に勤務した医院の先生方に基本を育てられたので今でもとても感謝しています。忙しく研修ばかりの日々でしたが、「あのころ頑張っていなかったら今まで続いていない」と思いますので、最初の勤務場所が厳しい医院で良かったです。
歯医者のやりがいはなんでしょうか?
患者さまに感謝してもらった時にやりがいを感じます。特にお子さまに感謝された時はうれしく感じると同時にやりがいを感じます。
お子さまは良くも悪くも正直です。麻酔一つにしても、痛みを感じさせないようにとても配慮しているつもりですが、大人の方は痛みを感じない場合でも、お子さまによっては少し痛かったという子もいらっしゃいます。
お子さまはそのようなことを正直に言ってくれますので、今でも勉強になっています。
患者さまと接するときに心がけていることはなんですか?
できる限り患者さまと同じ目線になろうと考えています。歯科治療が痛いことは大人になっても変わりません。できる限りリラックスしていただけるように普段から話しかけています。
私は診療のことよりも雑談が多くなってしまい、スタッフからいろいろと言われることもあります。しかし、医療は人と人とのつながりだと考えていますので、雑談のような無駄話も大切な場合があります。特に、緊張や不安のある患者さまに対しては、率先してお話しするように心がけています。
船橋エリアで働くきっかけはどのようなことでしたでしょうか。
中学、高校、大学、それから最初に働いた場所は埼玉県でした。
そして、隔週のアルバイトとして船橋エリアの歯科医院でお手伝いしていました。
当院の理事長先生と一緒にお仕事をしていくなかで、今まで学ぶことができなかった外科処置、インプラント処置を学ぶことができ、実際に私が治療する機会も多くありました。いっそのこと、理事長先生からさまざまなことを学ばせてもらおうと思い、この船橋エリア周辺に引っ越し、働き始めました。
歯科口腔外科を学んでいたとのことですが、、、
多少の虫歯もそうですが、診療して初めて難しいということが分かります。CTなどを使用すれば細かいものでもある程度の予想はつきますが、予想を超えて難しい場合もありますので、そのようなところは歯科口腔外科の難しい部分であり、醍醐味だと思います。
理事長先生はよく「逃げていたら何もできません。手を出して上手になる可能性はたくさんあるから手を出しなさい。」とおっしゃっています。私はその言葉がきっかけで、どのような症状の患者さまの治療も救いたくなりました。
その経験の積み重ねが私の歯科口腔外科の自信になっていると考えています。
ご趣味はなんですか?
中学生のときからずっとやっているテニスです。仕事の関係上、大きな大会にはあまり出ることができませんが、小さな大会には出ています。全日本の歯科医師が集まるテニス大会がありますが、その大会の大学対抗戦で2位の成績を残したことがあります。
新規開院のクリニックですが、今後の展望を教えてください。
お子さまからご高齢の方までリラックスして通える、地域に根付いた歯科医院にしていきたいと考えています。私より年上のスタッフが多いので、スタッフを教育しつつされつつという形でお互いに成長していきたいと考えています。
私にも足りないところはあると思いますので、どちらが上か下かではなくて、お互いが成長し当医院がより良くなっていければと考えております。