虫歯の治療内容｜アイムスデンタルクリニック（旧 仁愛会 目黒クリニック）

この除菌治療では主に3つの処置を行います。
その1つがフッ素塗布です。虫歯菌は糖分を食べて酸を出し、歯を溶かします。フッ素は虫歯菌が酸を出すのを防ぐ働きがあり、さらに、歯の表面に酸を防ぐコーティングができるため、虫歯の進行を防ぐことができます。虫歯の予防として一般的な処置であり、お子さまの歯にフッ素塗布をすることで虫歯予防をされる親御さまも増えてきています。

2つ目は、患者さまのお口に合った専用のマウスピースを作り、除菌用のお薬を仕込むというものです。そのマウスピースを約5分間装着していただくと、虫歯の原因菌が除菌されて虫歯を再発しづらくします。同じ処置をご自宅で1週間続けていただき、2ヶ月後にまたお口の菌の検査をして、原因菌が一定以下の数に減少していれば治療は終了します。数が減っていなければ同じ治療を繰り返して、さらに菌の除去を促します。作ったマウスピースは、仕込む薬を歯周病菌の除菌用のものに変えることで、歯周病予防にも流用することが可能です。

3つ目は、キシリトール入り商品の選び方指導です。キシリトールは天然素材の甘味料ですが、虫歯菌はその甘みでは酸を作ることができません。そのことから、虫歯を防ぐのに良いとされています。しかし、キシリトール商品の中には砂糖が入っていたり、キシリトールが少なかったりするものもあります。ですから当クリニックでは、虫歯予防に役立つキシリトール入り商品の選び方を指導させていただいています。

当クリニックでは、患者さまとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことから治療を始めています。虫歯の治療を受けるとき、麻酔をかけてはいても、多少の痛みやしみる感覚にストレスを感じる患者さまは多いと思います。先にカウンセリングで患者さまのご要望や、これからする治療内容を、歯科医師と患者さまがよくすり合わせておくことで、少しでもリラックスした状態で治療を受けていただきたいと思っています。

また、麻酔注射自体の痛みが苦手な方もいらっしゃいます。ですから麻酔の際には、しっかりと患部に表面麻酔を塗り、感覚を鈍くしてから電動麻酔をします。

歯科医院に行きたくない！という患者さまの気持ちは、当クリニックの院長にもよくわかります。なぜなら、院長自身も痛いことが嫌いで、歯科医院にはなるべく行きたくないと思っていたからです。だからこそ、当クリニックに来てくださった患者さまが少しでもリラックスできる工夫を各所に行っています。海外では歯科医院は「頼りがいのあるパートナー」だと思われ、日本では「痛い・怖い」イメージだと聞いたことがあります。当クリニックは患者さまの「頼りがいのあるパートナー」になるために、患者さまとの相互理解と、できるだけ痛みの少ない治療のご提供を行っていきます。