歯科治療には、機能的な問題を改善する治療のほかにも、見た目の美しさを重視した治療があります。この治療において大切なことは、患者さまが思い浮かべる歯を「顔全体のバランスを考えながら」製作するということです。
そのため、当院ではカウンセリングを重視しており、患者さまの要望を確認し、資料などをお見せしながら患者さまと一緒に適する治療法を考えるようにしています。カウンセリングでは、患者さまに合う歯の長さや大きさは人それぞれですので、人間がもっとも美しく見えるというゴールデンプロポーションをもとにご提案させていただきます。
当院では被せ物を製作する際にマイクロスコープを使用しています。基本的には肉眼で歯を削って型取りをしますが、そうすると被せ物を装着したときに歯と被せ物との間にわずかなすき間が生じるリスクがあります。このすき間がのちのちトラブルを引き起こす原因ともなりかねません。
マイクロスコープを使えば、肉眼の32倍の視野で歯を削ることができるため、より精度を伴った治療が可能になります。また当院では、歯と歯ぐきのわずかなすき間に糸をはって歯ぐきをしっかり広げ、変形の少ないシリコン素材で型取りをしています。そして、できあがった被せ物は再びマイクロスコープを使って適合のチェックをしています。
これらの工程をふむことで、より歯にフィットした被せ物を患者さまに提供することができます。ぴったりの被せ物は機能的に長く使えるようになりますし、見た目の美しさもアップします。
口元を美しく見せるためには、歯が白くつややかであることも重要な要素です。歯を白くするホワイトニングには、歯科医院にておこなう「オフィスホワイトニング」と患者さまにご自宅でおこなっていただく「ホームホワイトニング」とがあります。また、その両方を併用する「デュアルホワイトニング」も実施しており、患者さまのニーズに合わせてご提案し選択していただくようにしています。
オフィスホワイトニングでは、初回は患者さまの現状の歯の色を確認したあとクリーニングをおこない、2回目の来院時にホワイトニングの施術をおこないます。ホワイトニングの施術から1週間後には白さのチェックをおこないます。ホームホワイトニングは歯科医師の指導のもと、薬剤を塗布したマウスピースをはめてご自宅でホワイトニングをおこなっていただきます。
デュアルホワイトニングはこの二つの方法を併用するもので、働きが持続し、白さをより実感しやすくなります。