患者さまが抱えるお口のトラブルはそれぞれ異なり、一つの虫歯を治療して改善される場合もあれば、お口全体の環境や噛み合わせのバランスを整えなければならない場合もあります。特に複数の要因が複雑に絡み合っているケースでは、特定の歯だけを治療しても、根本的な改善にはなりません。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、それは歯科治療においても同様で、お口全体で一つの機能を発揮すると考えて治療していくことが大切となります。
お口全体としての治療が必要なケースに、食いしばりや歯ぎしりがあります。食べ物を噛んだりお話ししたりする時、お口は常に動いています。当然のことではありますが、これは顎周りの筋肉がお口を動かしているからです。しかし、お口は動かすことで初めて機能するにも関わらず、この筋肉へのアプローチは歯科治療において長い間とられてきませんでした。
これまでの食いしばり・歯ぎしり治療では、マウスピースを装着することで歯や歯周組織への負担を緩和する方法が採用されていました。ただ、それでは歯を保護することはできても、顎周りの筋肉への働きはあまり期待できません。そのため当院では、筋肉への働きに着目することで、根本的な原因から改善する治療が行えるよう努めています。食いしばりや歯ぎしりでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
従来の歯科治療においては、噛み合わせや顎関節症に対し、マウスピースによって噛む力から歯を守る方法が主に採用されていました。
そういった中で当院は、着眼点を変え、顎の筋肉にもスポットを当てた治療に取り組んでいます。顎の筋肉のマッサージをはじめとした、さまざまなアプローチで筋肉の緊張を和らげていきます。
顎関節症は、特有のコリやハリが生じ、酷い方は痛みで夜も眠れないこともあります。その原因は日常のちょっとした生活習慣の中に潜んでいる場合もあります。今現れている痛みをとるだけでなく、その原因を突き止めることが大切なのです。
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