当院では、歯周病治療において、まずは患者さまに歯周病について知っていただくことが大切だと考えております。歯周病は、日本人の成人のほとんどがかかっているともいわれており、非常に身近な病気です。
しかし、歯周病は自覚症状が乏しいため、気付きにくいという特徴があります。患者さまご自身が自覚されていない場合でも、お口の中を見てみると初期の歯周病にかかっていた、ということも珍しくありません。そして、自覚症状がない場合、患者さまも実感が湧かないため、歯周病についてお話ししても伝わりにくいという現状があります。
そのような患者さまに対して歯周病の説明を行う際は、歯周病が糖尿病とも関連しているということをお話して、まずは興味を持っていただくよう工夫しております。そのような工夫によって、歯周病の怖さや歯に関するリスクを理解していたくことで、たとえ初期状態であったとしても、ケアに努めていただけると考えております。