の治療内容｜えんどう歯科医院（中区藤原西町）

当院では治療を始める前にご自身のお口の中の状態を知っていただき、納得した上で治療を受けていただけるように配慮しています。
初診の患者様の場合はお口の中のカラー写真を撮影し、歯周病に罹患しているかを確認する歯茎の検査を受けていただきます。
また、すべてのチェアサイドにはお口の中の状態を見ていただけるモニターをご用意していますので、ご自身の目で現在のお口の状態を見ていただくことが可能です。

実際にご自身のお口の中を見ていただくと、思ったよりも虫歯が進行して穴が開いていることが分かったり、虫歯だと思って来院したが実は銀歯だったということに気付かれたりする場合もあります。
現在の状況が分からない上で治療を進めることは、患者様にとって不安やストレスにもなると思いますので、十分な説明を行った上で治療を進めることを大切にしています。

当院では患者様一人ひとりのお口の中をしっかりと診査し、患者様のご要望を踏まえてその方の症状に適した治療を提供することを大切にしています。

従来の歯科治療は虫歯を発見すると、すぐに削って詰めるというものが一般的でした。
ところが近年ではその虫歯が進行性のものであるのか、それとも無理に治療せずとも良いものかを見極め、必要性がある場合のみ削るという考え方もあります。

例えばお子様の場合、ほとんどが急激に進行しやすい虫歯であることが多いです。
ところが年齢を重ねると黒く硬い虫歯になることも多く、その場合は痛みさえなければ無理に治療する必要がないものもあります。
またフッ素の一種でもある虫歯の進行を抑えるお薬を使う治療もできますので、患者様の虫歯のケースに合せた負担の少ない治療をご提案しています。

一般的に年齢を重ねると、虫歯のリスクと歯周病のリスクは相反していきます。
30歳を超えると歯周病になる可能性があがると言われていますが、歯周病は自覚症状なく進行するのが特徴です。
歯周病の進行には初期、中期、重度の段階がありますが、中期の後半に差しかかる頃でないと自覚症状が現れないことがほとんどです。
そのため歯茎の腫れや歯がぐらつく、などの症状があった時にはかなり進行していることがあるのです。
患者様ご自身は普段の生活に支障がなく、何の違和感がなくても実際には骨が半分程度無くなっているケースも少なくありません。

そのため歯周病リスクが高まる30歳を過ぎると、歯の定期健診を受けていただくことをおすすめしています。
歯の定期健診は、車検と性質が似ていると考えています。
車検はエンジンやブレーキなどに異常がなくても行いますが、実際に調べてみると運転手が気付かなかった部分に劣化や傷みが生じていることがあります。
車を定期的に車検に出すことと同じように、特に異常や自覚症状がなくても、定期健診を受診してお口の健康を守っていただきたいと思います。

当院では予防歯科に注力しています。
予防歯科では歯磨き指導やクリーニングを行うだけでなく、虫歯のリスクが高い方には虫歯ができる仕組みをご説明し、食生活や生活習慣のアドバイスも行っています。

また、患者様によって虫歯のリスクが高い方、歯周病のリスクが高い方がいらっしゃいますので、そのリスクを調べる簡単な検査も実施しています。
一人ひとりの患者様に応じた予防歯科治療を実施していますので、虫歯や歯周病になりにくい歯を一緒に作っていきましょう。

お子様の治療で大切にしていることは、歯科治療をトラウマにしないことです。
嫌がっているお子様を無理やり治療することで、歯科治療は「つらいもの」「怖いもの」というイメージを植えつけることになり、将来にわたって歯科医院に行くのが嫌になってしまうからです。

当院にお越しのお子様の中には緊張したり嫌がったりするお子様もいますが、回数を重ねるごとに慣れてくれています。
どうしても削る治療を嫌がるお子様には虫歯の進行を止めるお薬を塗布し、仮の詰物をする治療もできます。
それぞれのお子様の状況に応じた、トラウマにならない治療を大切にしています。

当院では写真やイラストを使い、現在のお子様のお口の中がどのような状態だったかをお父様やお母様にしっかりとお伝えしていますので、不安なことがあれば何でもおっしゃってください。
毎回お子様のお口の中の状態を伝えるプリントをお渡しし、仕上げ磨きや今後についての参考にしていただいています。

当院ではエステティックデンチャーという、周囲に入れ歯をつけていることが分かりにくい入れ歯を取り扱っています。
基本的に入れ歯は掛金部分が金属のため、入れ歯をつけていると一目で分かりやすいという特徴があります。

エステティックデンチャーでは金属のバネを使わず、歯茎とほとんど同じ色の素材を使用していますので、よほどじっくりと見なければ入れ歯であることが分かりません。
他にも入れ歯は「噛みにくい」「痛い」という感想をお持ちの方もいらっしゃいますが、当院では材質や機材にもこだわり、患者様のお口に適して、患者様の負担が少なく、しっかりと噛める入れ歯を作製しています。