じゅんデンタルクリニック

「誠実であること」「嘘をつかないこと」これは私が歯科医師になってからずっと大切にしてきたものです。私自身が嘘や不真面目が嫌いな性格ということもありますが、大切な患者さまに接する上でいい加減な態度はできないと考えています。そのため、患者さまの診療を行うときは、自分の家族に接するような気持ちで、一人ひとりと向き合うようにしています。

以前に勤めていた歯科医院で、ご年配の女性の入れ歯を作ったことがあります。その方はがんを患っていて、手術で顎の骨を切除したばかりでした。「失った顎の部分に合う入れ歯を作りたい」ということで私が治療を担当することになり、できあがった入れ歯に対し、とても喜んでくださいました。残念ながら私がその医院を退職したことで、最後まで担当することはできませんでしたが、人柄の良い方だったので記憶に残っています。

どなたに対しても「家族や友人を診療するような気持ち」で診療をすることです。お子さまからご年配の方まで、自分の大切な存在のように思って接し、失敗がないように責任感を持って日々治療にあたっています。皆さまからお口のお悩みについて、気軽に相談していただける歯科医院を目指しています。

最後まで治療を終えたお子さまについては「上手にできたね！」と、そのがんばりを称えるようにしています。また、親御さまにも「お子さまを褒めてあげてくださいね」とお願いしています。

先日、3歳のお子さまが一人で受診をされ、驚きました。このぐらいの年齢ではまだ親御さまの側で治療を受ける方も多く、そういった意味も込めてしっかりと褒めました。ご本人も達成感を覚えたのかうれしそうにしていました。

歯科医院に行くことにストレスやプレッシャーを感じにくいよう、家にいるようなアットホームな雰囲気作りを心がけています。また、待合室は広めにスペースを取り、待ち時間も患者さまが圧迫感を受けにくいよう配慮しています。

また、院内には漫画や雑誌などを多く揃えています。ソファも座って読書のしやすいものを選びました。実は漫画集めは私の趣味でもあり、患者さまに少しでも通院を「楽しい」と思っていただけるよう、時々ですが新しい作品も入れるようにしています。

お子さまから年配の方まで、分け隔てなく丁寧に接することができるのが、うちのスタッフの自慢です。患者さまとの会話に花が咲き、途切れずにコミュニケーションを取れるところは、身内ながら「すごいな」と思います。

患者さまが待っている間も、スタッフから話しかけて、皆さまを飽きさせないようにしてくれています。治療をスムーズに進める上でも助かっており、スタッフのことを尊敬しています。

「指導、報告、連絡は忘れずに」ということを、常々スタッフに話しています。中でも患者さまの情報を、スタッフ間で共有することは、とても大切にしています。

例えば、歯科衛生士に患者さまが伝えた内容を、私が知らずにもう一度尋ねることになってしまうと、患者さまからすれば「何度も言わせないでほしい」という気持ちになるはずです。そのため、患者さまとの会話の内容や何か治療に関わることがあったときには、すぐに私へ報告してもらうようにしています。

実際に行ったことがある人からの口コミは、歯科医院選びの一つのポイントになると思います。「どこの歯科医院がいい？」とご家族やご友人に聞いて、名前をよく聞く歯科医院が良いと思います。

もちろん、ホームページなどを見て判断するという方法もあるでしょう。しかし、お互いのことをよく知る人間が勧めてくれる医院には、何らか理由があると思います。反対に「ここはダメだよ」と言われないように、私もがんばろうと思います。