治療内容｜清水歯科クリニック　日暮里

当院ではひとりひとりの患者さまに、きめ細やかな歯科治療をご提供し、地域の方々の口腔内の健康を守るため、日々治療を行っています。ひとりひとりの患者さまにきめ細やかな治療を行えるように、当院の診療ユニットは3台と少なめにしています。歯科医師・スタッフが同時に目が届く範囲は限られていますし、当然ユニットの数が増えればそれだけひとりひとりへの配慮は欠けてきてしまいます。

治療以外の部分でも配慮の行き届いた対応をしており、ご納得いただけるように日々取り組んでいます。また、日暮里という下町に医院を構えていますので、地域の方々に親しみを持っていただけるようなご対応を心がけています。地域の方々が小さなお悩みでも、気兼ねなくご相談いただけるような歯科医院でありたい、と考えています。

歯科治療において、患者さまとの人間関係は非常に重要です。当院では、患者さまとの良好な人間関係を築くために、治療中のコミュニケーションも大切にしています。治療中のコミュニケーションとは、単に世間話をする事ではなく、歯科医師と患者さまが一緒になって治療方針・治療方法を決めていく事です。ほとんどの歯科医院では、患者さまの症状に対して「歯科医師が良いと判断した治療」を行っています。当然、国が認めるだけの歯科知識と経験に基づく合理的な治療なのは間違いありませんが、そのすべてが「患者さまの望む治療」とは限りません。

当院では治療を行う際、患者さまに対して十分な現状の説明と治療方法の選択肢を提示し、患者さまのご要望に添って治療を行います。患者さまが意欲的に治療に関わる事で、患者さまと歯科医師がお互いに納得できる治療を行う事ができます。歯科治療に深く関わる事で、治療や歯の健康維持に対するモチベーションも高まります。よりご自身の健康について認識を持ち考える事で、日頃の口腔ケアもていねいに行うようになり、予防にもつながっていきます。

虫歯は毎日ブラッシングを行っていても、歯並びの関係でみがき、残してしまう部分があったり、唾液の質の影響であったり、様々なものに起因して起こります。虫歯は小さいものですと痛みも少なく、気付きにくいため、ある程度症状が進行してから来られる方が多いです。症状がかなり進行した状態になると、神経を取ったり、最悪の場合抜歯したりしなければなりません。抜歯した後はブリッジや入れ歯を使用する必要がありますし、抜歯せずとも神経を抜いてしまった歯は脆くなり、いずれかけてしまうリスクが非常に高くなります。

歯周病に関しては、重度になってからでなければ痛みや歯のグラつきなどの症状が現れにくく、虫歯よりも自覚症状のない状態が長い事が特長です。また、症状が出始めると手遅れのケースも多く、抜歯しなければならないケースが非常に多いです。

今後は「歯が痛くならないために歯科医院に行く」という考え方が重要になってきます。痛みなどの症状が出ている時点で、少なくとも多少、歯を削る必要があります。「痛くなってから歯科医院へ行く」考え方では、治療を行うたびに天然の歯を少しずつ失っていきますので、年を重ねるごとに自然と歯が少なく、また脆くなってしまいます。

できるだけ多くの天然歯を残すためには、定期的な歯科医院での検診と歯のクリーニングが大切です。当院では歯科衛生士によるていねいなクリーニングと、ひとりひとり違う口腔内の状況を踏まえた上でのブラッシングアドバイスなども行っていますので、虫歯などの症状がなくなったあとも、しっかりと歯の健康に意識を向け、予防に取り組みましょう。

しっかり虫歯や歯周病の予防対策ができてきた方は、自然と歯の美しさにも目が行くようになり、セラミック(※)やラミネートベニヤ(※)などの美容診療のご相談をされる事が多いです。保険治療で入れた銀歯やプラスチックのかぶせ物ですと、見た目の美しさに欠けますし、機能的にも乾きやすかったり壊れやすかったりします。当院では必要最小限の歯を削る事で、歯の表面にセラミックなどのかぶせ物をかぶせる美容診療にも力を入れています。

美容診療に使用するかぶせ物ですが、当院には歯科医院内に技工所がございますので、外部の技工所に製作を発注する必要がございません。そのため歯科医師と歯科技工士が密にコミュニケーションを取る事ができ、より患者さまの求める色や形のものを作る事が出来ます。また、見た目の美しさだけでなく、機能面にもこだわったかぶせ物をご提供する事ができます。

(※)自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

虫歯や歯周病などで歯を失ってしまっても、入れ歯を使用すると見た目の美しさや着用感が気になってしまいます。そんな歯を失ってしまった方が天然歯に近い咀嚼力と見た目の美しさを取り戻せるのがインプラント治療(※)です。インプラント治療は、顎の骨に穴をあけ、その穴に人工歯根を差し込み、最後にかぶせ物をかぶせる事で天然歯に近い咀嚼力と見た目の美しさを取り戻すことができる治療です。インプラント治療は、歯の状態だけでなく、顎の骨の状態も正しく判断する必要があります。

これまでのレントゲンでは2Dでしか患者さまの状態を把握する事が出来ませんでした。しかし当院では、歯科用のCTを導入する事で、患者さまの口腔内の状況を3Dで確認し、診断する事が出来ます。3Dで診断を行う事により顎の骨がインプラント治療を行う為に十分な密度があるかどうかまで細部にわたって判断する事が出来ます。

歯科用CTの診断結果をもとに、マイクロスコープという肉眼視野の数十倍の拡大視野で治療を行う事ができる器機を用いて治療を行います。虫歯の治療からかぶせ物の作成、インプラントの埋入まで歯科医院内で完結させる事ができますので、お子さんからご年配の方まで、当院を利用して頂くことができます。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

初診時には「どうしてこんな病気になったのか」「何をしないといけないか」など、原因と治療方法を調べます。現在の噛み合わせやかぶせ物の状態を伝え、現状を把握していただくことで歯の大切さに気付いていただくのが狙いです。

治療時は削りすぎないよう、細やかに作業できる器具を用意しました。細菌感染部が染まる薬を塗りながら虫歯を除去することで、取り残したり削りすぎたりすることを防いでいます。治療前後の状態だけではなく、治療途中でも患者さまに歯の状態を確認していただいています。

治療が終わった後は定期的な検査を受けましょう。推奨している通院間隔は3ヶ月から半年に1回です。初診時からデータを採っているため、今までの経緯を見ながら一緒に健康な状態を維持していきましょう。