しま歯科クリニック

当院の治療方針は、患者さまのお口全体の状態を確認、把握してから治療に入ることです。「噛む」というお口の機能を取り戻すためには、これこそが近道だと考えているからです。そのため、緊急性のある場合を除いて、いきなり治療はいたしません。

まずは、お口全体をしっかりと診査診断し、病気の状態や原因、治療法などを患者さまに丁寧にご説明します。そして、患者さまから納得いただいて初めて治療に入ります。治療法については保険診療を中心にご提案いたしますが、よりこだわりたいなどのご希望があれば、自由診療の治療もご提供しています。

治療を行う上で心がけていることは「痛みの少ない治療」「基本に忠実な診療」です。痛みを伴う治療では、麻酔はもちろん、麻酔針を刺す痛み自体を和らげる表面麻酔を歯茎に使用します。さらに麻酔を使わない場面でも「ちょっとチクチクします」「しみやすいですよ」と、お声がけをしてなるべく事前にお伝えするようにしています。

また、できるだけ再発のないよう、基本を忠実に守った丁寧な診療をさせていただきます。お気軽にお越しください。

当院では、患者さまの大切な歯をできるかぎり残すことをモットーにしています。そのポイントになるのが予防歯科です。

例えば歯周病は、成人の方の多くがかかっているとされ、歯茎や顎の骨に起こる病気です。歯茎の周りにたまった汚れに潜む細菌によって、炎症などが引き起こされます。痛みはあまりありませんが、歯茎の出血や腫れ、口臭がする、歯がぐらぐらするなどの症状が現れ、重症化すると顎の骨が溶け、歯が抜けてしまうこともあります。そうなる前に、手を打たなければなりません。

歯周病から歯を守るために、当院で取り組んでいるのが定期検診です。内容は、歯科衛生士による歯石取りや歯の研磨などのクリーニングが中心です。基本的に、定期検診は2～3ヶ月に1回のペースでおすすめしています。重度の歯周病の場合は、歯茎を切り開いて歯の根元にたまった汚れを取り除くフラップ手術も行っています。さらに症状が進んでいる方には「将来的に抜かないといけなくなる可能性がある」ことを事前にご理解いただいた上で、少しでも歯を残せるように処置をさせていただきます。

当院では「丁寧で分かりやすい説明」をモットーにしています。そのため、いきなり治療をするのではなく、1人つき10～15分程度、時間を取って治療内容などをお伝えするよう心がけています。

例えば、歯周病治療の場合、まずは患者さまのお口の中を検査します。そして、レントゲンを撮り、モニターにてレントゲン画像や紙の資料をお見せしながら、お口の状態や歯周病の原因についてしっかりとご説明をします。さらに、治療回数などもお話しし、説明を行う際、患者さまのお悩みやご希望についても、きちんとヒアリングを行うことも欠かしません。

検査の結果や、患者さまのご希望をすべて踏まえた治療法をご提案し、最終的に患者さまに納得いただいてから治療に入る、インフォームドコンセントを重視した診療を行うようにしています。

「しま歯科クリニック」では、山口市幸町やその近郊にお住まいの方が、通いやすい歯科医院づくりを大切にしています。例えば、ベビーカーや車いすを押しながらでもスムーズに出入りできるよう、院内はバリアフリー設計になっています。

待合室はガラス貼りで外光が入りやすい設計です。また、待合室の一角にキッズスペースを設け、お子さまが治療を遊びながらお待ちいただけるよう工夫しました。診療室については、プライバシーに配慮し、周りの方の目が気にならない半個室になっています。

さらに当院では、院内の衛生管理についても力を入れています。治療で使った器具は歯を削る機械のハンドピースも含めて、オートクレーブという専用の滅菌器を使用して滅菌を行います。滅菌が終わったら、治療で使う基本的なセットと外科器具をパッキングして清潔に保管します。加えて、グローブなど滅菌器が使えないものは使い捨てを採用し、患者さまごとに取り換えるようにしています。