中西歯科クリニック

歯周病治療ですね。基本的に歯周病というのは治らない病気で、予防する病気なんです。ある歯周病の症例で、予防をすることで10年も20年も歯を維持しているケースを見せてもらいました。
やり直しが多い歯の治療の中で、20年後も歯が残っているケースを見て衝撃を受けました。虫歯の治療も大事ですが、歯周病のケアもすごく大事なことを学びました。
歯周病の治療は長期間に渡るので、ほかの健康な歯が虫歯になる可能性もありますし、インプラント治療が必要になる場合もあります。
歯周病治療にはすべての歯科治療が関連してきますので、患者様に歯周病は、ほかの部分もしっかり治療した上で長期間治療していくというのをご説明しております。
合っていない被せ物が入っていても歯周病になりますし、虫歯があってもそれが原因で歯茎が腫れたりもしますし、歯並びが悪いとそれが原因で歯周病が進んでしまいますので、
患者様のお口全体の健康をお守りするため、特に歯周病治療を重要視し、力を入れて学びました。

前の職場に就職したときです。それまでは、1年だけ大学病院で研修医をしていました。それから大学を辞めて前職に就職しました。
そこに就職した当時、井の中の蛙だなと痛感しました。
大学は専門でそれぞれの科に分かれていますが、開業医はすべての治療を行っているので、色々なカルチャーショックをそこで受けました。
そこに就職したことで、さらにたくさんのことを学べたことが僕のターニングポイントだと思います。
基本的に前職に就職した人は、全員開業しています。そこの歯科医師の先生も今まで300人以上のOBがいて、皆さん開業しています。
そんな先輩の姿を見て、私も先輩みたいに何でもできる歯科医師になって開業したいなと思いました。
前職出身の先生の知り合いもすごく多いですし、私自身も、あの場所で培った経験が今に生かされています。

患者さまには、なぜこういう状態になったのかということをご説明しています。
単に虫歯になっているから治療しますというだけではなくて、こういう理由でここが虫歯になっているから治療しますよとお伝えするようにしています。
原因をきちんと理解して患者様ご自身に注意してもらわないと、治療してもまた再発するリスクがあります。
また、再発するリスクに関しては、普段の歯磨きも影響しますので、歯科衛生士と協力してお話をするようにしています。そのため、患者様と歯科衛生士の時間はクリーニングも含めて長めにとるようにしています。

小さなお子様連れのお母様が、ベビーカーのまま診療室まで入れる作りにしています。
また、完全個室の診療室もご用意しております。たとえば、小さなお子様が治療をしなければいけないときでも、お子様の声などお母様が他の患者様に気を遣うということがあるかもしれません、そういう場合は個室での治療を薦めています。

滅菌機器ですね。院内感染をしないように対策をしていますが、やはりスタッフが不安なく仕事できる環境を作ることで、自然と患者様にも伝わると思います。
そのため、お口の中に入るものは滅菌するかディスポーザブルにしています。
また、ユニットには口腔外バキュームをつけて、削った粉塵が飛ばないようにしていますし、院内も歯医者特有の匂いもほとんどしないようにしています。

動線分離を考えてデザインしたところです。
歯医者を感じさせない落ち着いた感じになるように、できるだけ患者様が「歯医者」と感じるものは目に入らないようにして、患者様が通る部分とスタッフが通る部分はできるだけ分けています。
あとは、診療室やカウンセリングルームを個室や半個室にして患者様同士も顔を会わせる機会を少なくしていて、患者様のプライバシーをできるだけ守れるような院内設計にしました。

スタッフは全員愛想が良いです。患者様からも評判が良く愛想がいいねと言ってくださいます。ご来院されるときは、お悩みを抱えて不安な患者様も多いため、うちのスタッフが明るく親切に出迎えてくれるのは、とても助かっています。
私ももちろん患者様とコミュニケーションをとりますが、雑談が苦手であくまでも症状や歯についてのお悩み、ご要望を聞いて、選択肢を提示したり治療のご説明をしたりするくらいになってしまいます。
そのため、スタッフにもお願いしていることですが、雑談も含めてもっとコミュニケーションをとってもらい、私と患者様の橋渡しの存在でいて欲しいと思っています。
最近ではそれもわかってきてくれているのか、患者様に率先して声掛けをしてくれますし、歯科衛生士もご説明を丁寧にしてくれています。
歯科医師だけでは足りない部分をスタッフがフォローして、医院全体で患者様に応えようとしてくれていることも助かっていますね。

生まれ育った町ということが大きいです。
そして、うちの医院から5分くらいの場所で父が内科をやっているので連携をとれるということも大きいですね。
生活習慣病と歯科は密接になってきています。糖尿病の患者様が歯周病の治療をしたら血糖値が良くなったという例もあります。
私の父の専門が内科で、生活習慣病の患者様をよく診ていて、糖尿病や高血圧などの患者様に関して、連携することができているので父と一緒に地域の皆様の健康に貢献できたらいいなと思っています。

治療の説明を丁寧にしてくれて、治療の選択肢をちゃんと与えてくれる歯医者が良いと思います。
当クリニックもできることとできないことはありますので、できないことはできないとはっきりと患者様にお伝えしています。
その場合は、「できる歯医者さんがありますがどうしますか？」という風に患者様にお勧めすることもあります。
もし、私が虫歯になったり治療しないといけなくなったりしたら、治療方法の選択肢があるのにそれを隠したり、教えない歯医者には行きません。
できないことがあったとしても、できないと正直に伝えてくれる歯医者は信頼できると思いますので行きたいですね。
説明をきちんと丁寧にしてくれ、治療の選択肢を与えてくれる歯医者を選ぶことはとても大事なことだと思います。

家でじっとしていることが苦手なのですが、今はあまり一人の時間が欲しいと思わないので、何かあったら妻と出かけています。
この間は、長期の休みがあったので旅行に行きました。
初めての場所でしたが、リラックスして過ごせた長期の休みでした。
最近では、万博の公園を散歩しました。色々なイベントが行われており、緑のある場所だったのでのびのびと過ごせましたし、桜やチューリップ、バラ以外にも珍しい花がたくさんある場所だったので、とても安らぎました。