Q. 「モダンカリフォルニアスタイル」をテーマにされている先生ですが、先生はご自身をどのような「人」だとお考えでしょうか?
ひとことで言うと几帳面ですね。治療に関しても細かいところまできっちりとしていきたいタイプだと思います。"細かい"と言われることもありますね(笑)。でも、医療者としてはかえってメリットだと思っています。
それから体を動かすことは好きです。大学時代からサーフィンを続けていますし、10年ほど前から水泳をはじめて、以来、ほとんど毎日のように泳いでいます。最近は忙しくて続けるのがなかなか難しいのですが、それでも、なんとか時間を作っています。
一度何かを始めると、継続するのは結構得意なほうなんです。だから、その大切さもわかっているつもりです。歯科における治療や予防も継続が大事ですから、これは患者様にもお願いしています。私も一生診ていきたいと思っていますから、患者様にも根気強く治療と予防を続けて欲しいと。そのために、通院間隔など患者様がなるべく通えるようにアドバイスも行なっています。
Q. 「スタッフにも選ばれる歯科医院になるため」とのことですが、しっかりとした治療とサービスを提供するためにスタッフさんにはどのような能力が必要不可欠だとお考えでしょうか?
一番大切なのは、やはり、患者様を思いやる気持ちです。それさえわかってもらえればいいと思っています。接遇のセミナーなども受けてもらったりしていますが、基本的にはスタッフ自身が自分で考えて、自分のしてもらいたいことを患者様にしてあげればいいのです。その気持ちが大事だということです。
あと、強いて言えばコミュニケーションでしょうか。患者様と積極的に雑談をして欲しいとは常々言っています。スタッフの患者様が気軽に会話を交わすことって、すごく大事だと思うんです。患者様は医師に言いづらいことでもスタッフになら言えるということも多いですからね。実際、当院の場合、スタッフと患者様のコミュニケーションは活発なのではないでしょうか。
Q. カウンセリングなどを強みとして、さまざまな取り組みをされていますが、そういった中でも先生がお考えになる
もりいずみ歯科医院様の他の医院にはない「強み」はどのような部分でしょうか?
やはり、カウンセリングを含めたコミュニケーションかもしれませんね。患者様一人一人にオーダーメイドの治療をご提案するためにはさまざまな情報が必要なのはもちろんですが、いろいろな選択肢から患者様から選んでいただくためには、お互いに理解し合い、信頼関係を築くことが欠かせませんから。歯科医院として専門的なスキルやノウハウを蓄積することは重要ですが、よい治療を実践するためにはそれが一番重要ですし、当院の強みでもあると私は思っています。
Q. 先生が歯科医師という職業を選んで本当に良かったと思うのはどんな時ですか。またやりがいを感じる瞬間などがあればお聞かせください。
私が歯科医師をしていて、一番よかったと思うのは人の生活に大きく関われるということです。人間にとって食べることは生命活動の基本、すごく大事なことですよね。お口の中が健康だったら、体も健康になります。そのサポートができるというのは素晴らしいことであり、そのすべてがやりがいですね。
例えば、小さなお子様が虫歯の治療で来院されれば、その治療をするのは当たり前のことなのですが、その際に、虫歯ができた原因がわからなければ、また同じことを繰り返すことになりますから、親御さんと話をしながら、食生活など、その原因を探っていきます。それがわかったら、改善の方法を一緒に考えるわけですね。甘いおやつを減らすとか、ブラッシングのコツだとか。そういったアドバイスは積極的に行うようにしています。そして、治療が終わったあとに、そんな方が予防やチェックのために再び来院してくれたりすると、「あ、予防の大切さがきちんと伝わったのだ」と、本当に嬉しく思います。
Q. 歯科医師としての今後の展望を教えてください。
究極的な展望・目標かもしれませんが、治療に加えて、歯科医院にの働きかけによる予防の実践によって、周辺地域から虫歯や歯周病を撲滅し、皆様がより健康な生活を送れるようにすることです。地域の"カリエスフリー"の実現とでも言えばいいのでしょうか。そんな理想の実現を目指しながら、この地域への貢献を果たしていきたいですね。