「第二の歯」と呼ばれるインプラントで、豊かな生活を送っていただくために
インプラントは、天然歯と遜色のない見た目と噛み心地から「第二の歯」とも呼ばれています。
入れ歯やブリッジ治療のように、隣り合う歯に負担をかけませんので、残っている天然歯の健康も守りながら処置できる治療です。
インプラント治療の前には、歯科用CTで顎の骨の厚みと血管や神経を確認し、治療を行えると診断した方にのみご案内しています。
事前のシミュレーションと異なる経過が見られる場合は、患者さまにとってより良い対応を考えて治療の続行、もしくは中断を判断します。
お手入れを怠ってしまうと、お口のなかの環境が悪化し、せっかく入れたインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。インプラントをより長期間お使いいただけるよう、定期検診などのサポートもしております。
インプラントにご興味をお持ちの方、インプラントは気になるけれど治療を受けるのが怖いと感じている方は、ぜひ当院にご相談ください。
INDEX
インプラントは、歯の根となるインプラント体を顎の骨に埋め込んで固定します。
インプラント体が自立しているため、他の健康な歯を削る必要がなく、装着時の違和感がないことは、大きなメリットといえるでしょう。
インプラントの感触を気にされる患者さまには「天然歯の使い心地が10なら、インプラントは10か9、入れ歯は2くらいといわれています」とお伝えしています。
手術前に入念なシミュレーションをしても、いざ手術すると事前情報とは異なる事態に直面することも多いです。別の治療を行うとなると、患者さまの負担も増えてしまいます。
そのため、インプラント体を埋め込む位置は、当初計画していたものより異なる位置にすることもあります。
インプラントは「第二の歯」とも呼ばれておりますが、新しく手に入れた歯を長持ちさせていただくには、メンテナンスが欠かせないものです。
天然歯が抜けてしまうような口内環境になってしまうと、インプラントも維持するのが困難となります。
そのため、インプラントをご希望される患者さまには、治療後のメンテナンスが重要であることをしっかりご説明し、ご納得されてから治療を受けていただくようにしています。
「インプラントのメンテナンス」と聞くと、何か特別なことをイメージされるかもしれませんが、実際には天然歯と同じようにご家庭でのホームケアや、歯科医院で行う定期検診を受けていただくものです。
お支払い方法は現金以外に、クレジットカード、デンタルローンもご選択いただけます。治療費は、治療の段階に応じてその時に行った内容にかかる費用をお支払いいただきます。
インプラントのトラブルを聞いて、不安を感じている患者さまには、インプラントは特別な治療ではなく、手術に伴う痛みも抜歯程度だということをご説明しています。また、治療を行うのが難しい患者さまには、無理にインプラントを進めるようなことはありません。
患者さまによっては、費用面や治療内容に不安があるせいで治療に踏み切れないこともあります。
一人ひとりに合った方法を一緒に考えますので、インプラントに対する不安は気兼ねなくご相談ください。
カウンセリング
患者さまの健康状態や持病の有無、インプラント治療に対するご要望などをお伺いします。その後、歯科医師がお口のなかのチェックと歯科用レントゲン検査などを行い、インプラントが適しているか検査します。
そして、検査結果を基にインプラント治療の可否を判断します。可能であれば費用、治療期間、治療のリスクなどのご説明を行います。
ご説明した内容にご同意をいただけたら契約を交わして、手術の準備を開始します。
参考模型の作製(症例に応じて)
症例によっては、患者さまの歯の型取りをして参考模型を作製します。
また、事前に立案した計画通りにインプラント体を埋入するためのサポートが必要と判断した場合には、インプラント体の埋入位置や埋入方向をガイドする「サージカルステント(サージカルガイド)」という装置を作ります。
CT撮影(症例に応じて)
当院ではインプラントを受ける患者さまには、歯科用CT撮影を行っています。
歯科用CTは画像を3次元化しますので、歯科用レントゲン撮影による平面画像よりも、顎の骨の位置や厚さなどについてより多くの情報を得られるのが特徴です。
治療説明
撮影した歯科用CT画像をモニターで確認し、患者さまの骨のデータを立体化した状態で把握します。
歯科用CTでは、骨だけでなく傷つけてはいけない神経や血管の位置も確認できます。つまり、歯科用CT撮影の検査によって、治療計画をより練り上げることが可能となります。
1次手術
歯茎を切開し、ドリルを使って顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋めます。
1次手術にかかる時間は、1時間から2時間です。症例やインプラント体を埋入する本数次第では、もう少しお時間をいただく場合もあります。
1次手術後は、埋入したインプラント体が顎の骨と結合するのを待ちます。
2次手術
インプラント体と顎の骨が結合する頃に再度ご来院いただきます。
インプラント体と骨の結合を確認したら、埋め込んだインプラントの頭に「アバットメント」と呼ばれる部品を装着します。アバットメントとは、人口歯を連結させるための部品です。
人工歯の装着
アバットメントに連結するかぶせ物を作製するための歯の型取りを行い、完成したかぶせ物を装着します。
メンテナンス
インプラントの手術後は、メンテナンスに移行します。
インプラントのトラブルを防ぐためにも、お口のなかを清潔に保つ必要がありますので、メンテナンスの重要性のご説明とブラッシング指導を行います。
1カ月から3カ月の間隔でご来院いただくようお願いいたします。
メンテナンスでは、インプラントを入れた部分がトラブルを起こしていないかのチェック、噛み合わせなどを確認します。
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