セラミック治療システムとは、歯の修復物を設計・製作するコンピュータシステムですが、日本ではまだ一般に普及していません。当院では、歯科医療のデジタル化の流れを見越して、当初からこのシステムを導入し、広く一般に浸透させていくことを使命と考えてきました。
大きなメリットとしては、技工所に外注する必要がないため、セラミックの白い歯をなるべく抑えた価格で、しかも時間をかけずに患者さまに提供できることにあります。例えば、午前中に来院してカメラ撮影を行えば、午後には、完成したセラミックの修復物を患者さまにご提供することができ、最短1日で治療を終えることも可能です。
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当院では、迅速な歯の補綴物の製作を行うためにセラミック治療システムを導入しています。これは補綴物の製作機器です。3Dカメラで口腔内を撮影し、その撮影データを元にコンピューターでセラミック製の歯を製作します。その後、当院でセラミックを削り微調整を行い、完成させます。インレー(詰め物)やクラウンなど様々なものが作れます。こちらは保険適応外ですが、それでも技工所への外注がないためオールセラミックを手頃な価格でご提供が可能です。当院では実際に機械を待合室に置くことで、患者さんに実際の性能を紹介しています。やはり多くの患者さんはこのシステムを知らない方が多く、説明するよりも実際に見ていただいたほうが利便性や製作過程などを知りやすくなると考えたからです。
セラミック治療システムの大きな特徴。それは一日で白い歯を作ることが出来るということです。スケジュールの都合などで、今日中に補綴物を作りたいという方のために、その日のうちに作るということも可能です。午前中にカメラで撮影、もしくは型とりをして患者さんの歯並びのデータを作りそれをシステムで削り出し、調整をして夕方のうちにお出しすることも出来ます。他にも、補綴物が欠けてしまった場合でも新しい物を一日でご提供できます。型をとって歯科技工士さんに依頼をしてといった流れの場合、どうしても時間とコストがかかりましたが、セラミック治療システムを導入することでその工程をほとんど省くことが出来るため時間の短縮が可能になり、コストも減らすことに成功しました。
このシステムには、時間の短縮以外にも様々なメリットが存在します。例えば使用している素材です。素材としては、セラミックの削りだしを使用して補綴物を作成しています。セラミックとは、陶器の一種であり、金属ではありません。つまり、銀歯のように長い間使っていても歯が黒く変色することはありません。他にも、金属アレルギーの人にとっては、セラミックはまさに合った素材です。金属ではないのでアレルギー反応がないため、銀歯ができない方でも治療が可能です。また、セラミックは強度が低いという話を聞いたことがある人も多いと思われますが、大抵の場合通常の生活をおくる上では不都合なく使うことが出来ます。
セラミックは審美性に優れる反面、耐久性にはやや不安があります。前歯の素材として使うぶんには問題ないのですが、奥歯の素材には適さないため、その場合は別の素材を使用することになります。
その際よく使用するのは、ジルコニアです。見た目もよく、耐久性も申し分ありません。ただ、あまりに硬すぎて噛み合う歯をすり減らしてしまうことがあります。硬質レジンやハイブリッドなど他の素材と比較し、患者さまの症例に適した素材をその都度選定しています。
セラミック治療以外の場合は、従来どおりの手順で技工士に被せ物・詰め物を製作してもらいます。当院が依頼している技工士は古くからお付き合いがあり、当院からの発注の傾向をとてもよく理解していただいている方です。ときには納期の短縮をお願いしたり、症例の相談に乗っていただいたり、歯の型取りの際に立ち会っていただいたりと、良好な信頼関係を築いております。
当院では、保険診療だから適当に治療する、自由診療だから手厚く治療するといったような区別はしていません。どちらの場合でも誠意をもって治療を行っております。ただ、保険診療は手順が細かく決められているため、診療時間も短くなってしまいがちです。自由診療であれば、患者さまの状態や要望をお伺いする時間を長めに取ることができますので、そういった意味での違いはあります。
また、保険診療と自由診療では、被せ物・詰め物に使用する接着剤も異なります。自由診療で使う接着剤の方がコストはかかるぶん強力なため、途中で取れたり外れたりする心配はほとんどありません。とはいえ、あまりに強く接着しすぎると、歯に大きな圧力がかかった際に根元から折れてしまう危険性もあります。当院ではその点も考慮し、適度に「遊び」がある接着力のものを使用しています。
1
3Dカメラを使用して撮影
3Dカメラで歯の撮影を行います。型取り剤を口に入れる必要がなく、また型取り剤の材料が縮むこともないため、より精密な型が作成できます。
2
修復物を製作
型のデータをもとに、セラミックを削りだして被せ物を製作していきます。所要時間は前歯で10分、奥歯なら20分から30分です。
3
セット
被せ物の装着後は、普段通り生活していただいて構いません。ただ、メンテナンスを行う必要があるため、定期的にご来院いただければと思います。
かつとしさんの口コミ (千葉県/50代/男性)
2021年10月 投稿
この口コミは投稿から2年以上が経過しています。
よかった点 | |
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施設 | 清潔感 内装・設備 駐車場 |
対応 | 人柄・気づかい 電話・受付対応 経済的配慮 子供への配慮 |
治療 | 説明 丁寧さ 痛みへの配慮 治療後の経過 |
防菌 | 飛沫対策 混雑の回避 換気対策 スタッフの感染防護対策 |
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