バイオクリニック東京

大学卒業後、和歌山県立医科大学の歯科口腔外科に入局し、勉強させていただき、厚生省(現厚生労働省)に入省するなど、いろいろな経験をさせていただきました。
その中で、やはりもっと歯科医師としてのスキルを上げていきたいと思うようになりました。
厚生省退官後、新しい技術を取り入れ、幅広い症例に率先して取り組んでいる歯科医院がある東京で、複数の歯科医院に勤務させていただき、30歳を過ぎるころには、様々な分野の治療を学ぶことができました。
この時、咬合(かみ合わせ)と全身の関係性こそが重要であり、歯だけを診て治療をするのではなく、もっと広い見地から治療を考えなければならないと気づき、徹底して学んできました。
咬合治療開始当時は、本当に新しい治療でしたので、私の治療を信じて、二人三脚で治療していただいた患者様には本当に感謝しています。結果、日本全国はもちろん、アジアや欧米諸国から来院していただくこともある歯科医院に成長することができました。

印象に残っている患者様はたくさんいらっしゃいますが、あえて思い出深いエピソードをあげるとすると、約30年前、日本ではほとんど症例がない中で、インプラントの治療を受けていただいた患者様のことです。当時はインプラントが、日本に入ってきてすぐのことだったので、症例や情報もほとんど無く、患者様は、本当にご不安だったことと思います。その中で、自分を信じてくださったことが、本当にうれしかったです。
この経験は、1990年にインプラント治療のみを行う専門歯科医院を開業した原動力にもなりました。
その後、マウスピースを利用した咬合治療により、顎関節症、睡眠時無呼吸症候群、咬合が原因と考えられる頭痛、肩こり、腰痛などの治療を行ったり、口臭治療を診療に取り入れたり、さまざまなお悩みに対応させていただけていることは、本当に歯科医師としてのやりがいになっています。

徹底して患者様のお悩みに寄り添ったカウンセリングを行うことです。まずは、お悩みをお話いただくために、信頼関係を築けるよう心がけており、重要視しています。
次に、カウンセリングの内容です。
歯科医院に来る患者様は皆様不安でいっぱいだと思うのです。子供のころの歯医者さんでの思い出は、残念ながら、ほとんどの方が良いものではありませんよね。
だからこそ、患者様が何に困っていて、これからどうしたいのかをしっかりとお伺いするようにしています。
明日出張なのですぐに痛みを取られたいのか、夜も眠れないほどのお悩みを根本的に無くされたいのか、誰にも相談できずお一人で悩んできた口臭を改善して悩みのない毎日を送られたいのかなど、お一人おひとりの状況は異なるからです。
治療の話をするときも、患者様のご要望に合う、可能な限り多くのご提案をして、そこから選んでいただくようにしています。そのためカウンセリングだけで1時間以上かかることもありますが、当院ではそれが普通だと考えています。

当院では、インプラントや口臭治療、マウスピース矯正など、ご希望に応じて様々な治療に対応することができ、さらにじっくりとカウンセリングを行うため、そういった治療や対応を求めている患者様にとっては、なかなか替えのきかない歯科医院であると自負しております。
当院で治療を受けてみたいと思っていただいている患者様の中には、平日にお休みが取れない方、遠方の方もいらっしゃいます。
数ある歯科医院の中で、当院のことを選んでくださった患者様が、診療日や診療時間の関係で、通院することができないという事態を、少しでも減らすため、様々な生活スタイルの方や、遠方からでも通いやすい診療日や診療時間にしています。
日曜や祝日(ゴールデンウィークも通常通りで診療しています)も関係なく診療を行っているので、ついてきてくれているスタッフには本当に感謝しています。

診療理念がしっかりとしており、心から賛同できるものか、診療理念がカウンセリングや治療などに反映されているか、そして、清潔で治療の苦痛が少ないかの3点が重要だと考えています。
この3点が実践されていたり、Webサイトなどで掲載されていたりすることは実は珍しいし、難しいことだと考えています。
これらが達成できていれば、1000キロ離れていても通院する価値がある歯科医院だと言えるのではないでしょうか。