Ginza East Dental Clinic様は「美しさ・ホワイトニング」にとても力を入れているとお伺いいたしました。先生の考える美しさ・ホワイトニングの良さとはどういったところにあるのかお教えください。

──先生はホワイトニングに注力されているということですが、それは単に見た目の美しさだけではないとお聞きしています。具体的にどのようなことなのでしょうか。
まず、「美しい」という言葉にさまざまな捉え方があります。私たち医療者側が考える美しさと、患者様が見る美しさには違いがあると思うんですね。
例えば、とにかくかぶせて、歯を真っ白にしたいと希望される患者様が多いわけです。もちろん、そのご要望にはお応えします。ただ、私はその白さ、美しさの先にある、患者様の笑顔を見たい。それを達成してこその美しさだと思っています。
──それは具体的にどういったことなのでしょうか。
歯がきれいになる、歯をきれいにすることで、お口の中に興味を持ってもらいたいんです。やっぱり歯がきれいになっていくとうれしいじゃないですか。そうするとみんな鏡を見るようになるんですね。そして、「わあ、きれいになった」と喜んでくれる。私たちにとっても、それは大きな喜びなのですが、歯の美しさに興味を持ってもらうことが、歯の健康への意識に繋がるとも思っています。それを予防に持っていきたいんです。ホワイトニングはそのツールだと考えています。
実際、男性、しかも喫煙をされているのにホワイトニングを希望される方もいます。そして、歯が白くなったことが嬉しかったのか、その後も短期で通院されています。ご存知の通り、喫煙は歯が汚れるだけではなく、歯周病の大きな原因となります。ですから禁煙してもらうのが一番なのですが、まずは歯の白さやケアに興味を持っていただくだけでも大きいと思うんです。
新富町・東銀座・築地エリアの歯医者さんでは働いている患者様がご来院されるケースが多いイメージですが、Ginza East Dental Clinic様ではどういった患者様が来られることが多いのでしょうか。

──貴院は東京・銀座、築地というさまざまなビジネスの中枢が集まる地域で開業されているわけですが、実際に開院されて、受診する患者様の傾向などを感じられていますか
ビジネスの中枢とは言っても、中央区、特に築地や銀座界隈は古い町ですから、昔からお住いの方が多いんです。また、クリニックのコンセプトでも女性の患者様を全面に出していましたから、当初は周辺の会社に勤める女性や周辺にお住いの主婦の方などが来院されることを想定していました。それで小さなお子様を連れて来られる患者様も多いだろうと思っていたので、キッズスペースなども設けたのですが、いざ蓋を開けたら、意外にも男性の患者様のほうが多いんです。それで、当院に受診した理由などをお聞きしてみると、「子どもの頃からむし歯がなくて、歯医者に行ったことがなかった」、「怖くて受診できなかった」という方がすごく多くて、驚いています。男性も女性の歯科医師やスタッフのほうが受診しやすいということなのでしょうか。それから、昨今の日本の喫煙率の減少傾向と照らし合わせると、喫煙をされている患者様が非常に多いですね。やはり、喫煙はそれだけ歯の健康を害するファクターであるということでしょう。