私は日本大学の歯学部が開催する講習会や麻酔の教授の勉強会に参加しています。講習会では、理論や事例を学ぶ座学と、歯科医師がお互いに麻酔注射を打つ実習があります。生理学と解剖学の観点から、痛みが少なくてすむような麻酔の針の角度や位置、圧力の均等さ、麻酔液を体温と同じ温度にするなどの実習を通して体得します。講習の内容を生かし、麻酔にはじっくり約5分の時間を設けます。患者さまが痛みを感じにくいように、麻酔の注射を刺すというよりも麻酔液を骨まで浸透させるようにし、じっくりと時間をかけて行うよう配慮しています。このような科学的根拠に基づいた施術により、痛みを軽減でき、患者さまには落ち着いて治療を受けていただいています。
私が痛みに配慮した治療を重視しているのは、痛みによりご高齢の患者様が心臓発作を起こし、命に係わるケースもあるからです。特に心臓疾患や高血圧症、ぜんそくなどの疾患をお持ちの方は、リスクが高くなるため、痛みを軽減するよう、麻酔一本でも慎重に行っています。
また、歯の痛みでご来院いただいているのに、麻酔が痛いのでは本末転倒です。麻酔の痛みから歯の治療を中断してしまい、さらに歯の痛みを悪化させるという悪循環へ陥ることになってしまいます。患者様が嫌な思いをせずに通っていただけるように、痛みを感じさせないような施術をするよう心掛けています。小さなところにも気を付けて、患者様が当クリニックに抵抗なくご来院いただける環境作りをしています。歯の欠損や痛み、違和感など、ちょっとしたことでも、相談を受け付けています。美容院へ行くような感覚でお気軽にお越しください。
あまり患者様に痛みを感じさせないように、表面麻酔と電動注射器を使い麻酔をかけます。針は 細い針を使用していますが、針を刺す場所によっては、刺激を感じて嫌がる患者様もいます。その感触を打ち消すために、歯茎にはジェル状の表面麻酔を塗布し、麻痺させてから電動注射器で均等に圧をかけていきます。また麻酔針の角度や麻酔が出る穴の向きも考慮し、歯茎の粘膜に沿って注射するようにしています。これによって刺激を緩和できるからです。このように麻酔、治療器具を用いて施術をしていきます。なかには敏感な患者様が細心の注意を払って施術を行っても”痛い”と表現されることがありますが、かなり痛みは軽減されていますので、わずかな圧迫感を感じることがあっても、針で刺されての”痛い”感覚はほとんどありません。
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