あざみ野フォレスト歯科

物心ついた頃から満員電車で横浜から都内まで通勤しているサラリーマンをよく見ていました。自宅と会社を往復する毎日は、面白味に欠けると感じていて、自分の性格上きっとムリだと思っていたんですね。そんな背景もあって、大学受験の頃、進路先は手に職をつけられる大学に行こう、そう思って歯学部へ進学することを決めたんです。
歯学部を選んだのは、親が歯科医師だったからというわけではありません。子どもの頃に歯科医院に通っていた記憶から、仕事内容を何となくわかっていたこともありますし、治療の様子を見ていて自分もこんな人になりたいと思っていたからです。

私が横浜出身ということもありますが、以前勤めていた歯科医院が隣の中川駅にあったことから、「あざみ野駅」周辺もよく知る土地だったということも、ここで開業しようと思ったきっかけのひとつです。その他にも競争が激しいエリアはできるだけ避けたい気持ちもあって、周囲500～600メートルくらいに歯科医院があまりないことも重要視していました。
最終的には、以前勤務していた歯科医院の理事長から、歯科医院を買い取るか、開業するか、残って勤務医を続けるかの3択を提示されて、開業するなら早いうちにと思って開業の道を選択することにしたんです。資金的な問題とタイミングが合ったことも大きかったですね。

内装や看板はすべて妻に任せました。というのも、妻はインテリア関係の仕事をしていたので、デザインだけでなくマーケティングの要素も取り入れながら上手くまとめてくれたと思っています。看板デザイン一つでも納得いくまで色を選んでくれましたし、ガラスに白い木を入れるときにもどのくらいの角度にするかギリギリまで調整してくれました。
また、ここはもともとカフェが入居していたこともあって、エントランスのひさしも雨除けにいいかなと、そのまま利用しています。もちろんご年配の方やお子さま連れの親御さんのことを考慮して、院内はバリアフリー化しています。

そうですね、特に深夜当番だった頃は様々な事情で駆け込んでくる患者さまを診療していました。例えば酔っ払って転倒して歯が折れた方、喧嘩で殴られて歯が折れた方、転倒して唇を切った乳幼児とお母さんなど、日中の診療ではあまり出会わないような患者さまが多かった印象です。
緊急対応が集中する時期は、GWや年末年始といった長期休暇の時です。休みの日に開いている歯科医院に人が集まるのは必然だといえるでしょう。どちらかと言えば多忙なときの方が多かったように思いますが、苦ではありませんでした。やっぱりこの仕事が自分に合っているからだと思います。

生まれた間もない赤ちゃんがいる手前、休みの日はあまり外出することはないのですが、たまに家族と一緒に行くショッピングが楽しみだったりします。子供が生まれる前は、TVでよくスポーツ観戦していたのですが、今はそんな時間的余裕はありません。妻と子供と一緒に過ごしている時間が何よりのリラックスタイムといえるのかもしれません。いつか長期休暇が取れたら、家族と一緒に海外旅行へ行ってみたいですね。

診療科目の幅を広げることで、より柔軟に患者さまのご要望に応えられる体制にしていきたいと考えています。そこで今後は矯正歯科に力を入れていく予定です。
また、より多くの患者さまを受け入れられるよう診察台の増設も考えています。それはスタッフを増員することも意味していますので、より待ち時間を減らし、治療やケアもスピーディに行えるようにしたいと思っています。ぜひ今後の当医院にもご期待ください。