あわざ歯科クリニック

当院にお越しくださる患者さまは、乳幼児から90代まで、と実に幅広い年代の方々となります。
阿波座周辺地域のかかりつけの歯科医院であり続けるためには、患者さまから頼りになる歯科医院とご認識いただかなければなりません。私は歯医者業といいますか、この仕事もサービス業のひとつだと思っており、スタッフには接遇マナーの徹底はもちろん、歯周病知慮や薬剤、アレルギーなど、さまざまなことに興味を持って学ぶようにと伝えています。

当院は妊婦さんへの治療を行っていることもあり、妊婦さんもよくご来院されます。おなかの赤ちゃんにすべての注意が向けられていますから、薬の服用にあたってはアレルギー作用などについて十分な情報提供を求められます。聞かれたことにしっかり答えられなければ、患者さまを不安にさせてしまうことは否めません。もちろん、気持ちのよい接遇が出来ていることも重要です。

そこで当院では、歯科衛生士が外部セミナーに参加して接遇マナーやさまざまな症例について学ぶことを推奨しており、院内でも講師を招いて、例えば歯周病などについて勉強会を行うようにしています。ただ、スタッフへ学びましょう、というだけではなく、具体的な行動に移しやすい環境を整えることが院長としてやるべきことだと思っています。

毎週日曜日に、徳島大学から歯周病に詳しいドクターにお越しいただいています。私も含めてスタッフ全員に対して、歯周病を中心にその他にもさまざまな症例や治療法など多岐にわたる事柄についてお話しいただいています。特に私が勉強になると思っていることは、当院でできることと、大学病院など外部の専門機関でできることの線引きですね。

日々さまざまな事情や問題を抱えた患者さまが来院されますが、なかには当院ではなく、より専門的な治療が行える大学病院や専門機関を紹介する必要があるという方もいらっしゃいます。当院で治療するのか、はたまた大学病院で治療したほうが良いのか。この判断が曖昧になると、結果的に患者さまにとっておもわしくない結果になることが懸念されます。そのため、より良い判断が常にできるよう、知識の習得に常に取り組んでいます。

歯科医師として嬉しい瞬間は、月並みな表現で恐縮ですが、やっぱり患者さまに喜んでいただいたときですね。来院当初は沈んだ表情だった方が、治療が終わる頃には明るい表情に変わっているのを見ると、こちらも嬉しくなってきます。この笑顔のためにがんばっている、と言っても過言ではないのかもしれません。

一方、「むずかしさ」というのは、正直に言えばいつも感じています。当院には乳幼児からご年配の方まで、さまざまな年代の方がご来院されます。年代も違えば、当然抱えている症例やその治療も千差万別です。患者さまそれぞれに応じたオーダーメードの治療を行なっているので、頭は常にフル回転という表現がしっくりくるかと思います。治療前も治療中も、治療後のケアについても、常に選択の連続なので、その患者さまにとって何が良い治療なのかを都度考え抜く必要がありますからね。でも、こういった過程があるからこそ、思惑通りの結果となり患者さまにお喜びいただいた時は、達成感と共に大きなやり甲斐を感じています。

お口に関する悩みがあれば、気兼ねなくご来院ください。ご要望や目的に沿った治療を提供いたします。決して無理強いをするようなことはありませんので、じっくり対話を重ねて治療計画を共に練り上げていきましょう。

歯科医院と聞くと痛みや怖いというイメージがあるかもしれません。そのせいで歯科医院から足が遠のいている方がいらっしゃるかもしれませんが、痛みをできる限り抑えた治療が行えるようにしているので、怖がらなくても大丈夫です。きっと、思ったほど痛くなかった、と感じていただけることと思います。

当院にお越しいただいたことがきっかけで、ご自身の歯の健康について考えるようになっていただければ、これほど嬉しいことはありません。スタッフ一同、心よりご来院をお待ちしております。