当院は患者さまの治療への負担を軽減するため、できるだけ痛みのない治療をする方針です。痛みを少なくするため、麻酔を使った治療をする際、四つの工夫をしています。
一つ目の工夫は、表面麻酔と呼ばれる方法です。当院はいきなり注射針を歯茎(はぐき)に刺すことはしません。まず歯茎の表面に麻酔を塗って感覚を麻痺(まひ)させることで、注射針が刺さる時のチクッとした痛みまでも軽減するようにしました。
二つ目の工夫は、麻酔に使う注射針の太さです。太い注射針より細い注射針の方が痛みを感じにくいため、麻酔には細い注射針を使用します。特に前歯は痛みに敏感なため、より細くて短い針を使用しています。逆に奥歯は麻酔が作用しにくいため、前歯より少し太く長い注射針を使用して、歯の根っこまで麻酔注射ができるように工夫しています。
三つ目の工夫は、電動式の注射器です。麻酔注射で痛いのは、麻酔液が注入されている間に圧力が一定しないからだといわれています。そこで、コンピューター制御によって一定の圧力で注射できる、「電動式の注射器」を導入いたしました。そのため注射をしている間も痛みが少なくて済みます。
四つ目の工夫は、麻酔の回数を増やす工夫です。お口の中には、注射されると痛みを感じやすい場所と、あまり痛みを感じない場所があります。それを応用して、まずはあまり痛みを感じにくい粘膜などの柔らかいところに注射を行い、麻酔が作用してきたら、治療の際に痛みが感じやすい部分に注射をしています。あえて2回に分けることで、注射の痛みをさらに軽減することが可能です。
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