お口の健康は全身にもさまざまな影響を与えています。一つは糖尿病です。糖尿病が歯周病のリスクを高める一方で、歯周病もまた糖尿病を悪化させる場合がございます。これはお口の中で炎症性物質がつくられ、血糖値をコントロールするインスリンというホルモンの働きを妨げるためです。また口内環境が悪いと、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。
ご高齢の方になると、食べ物を食道に送る嚥下反射が上手く行えないなどが原因で、誤嚥を起こしやすくなります。誤嚥を起こした時に口内環境が悪いと、汚れや細菌が肺に入り誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうのです。こういった疾患の予防のためにも、日頃からお口の健康を守ることが大切なのです。当院では嚥下障害のリハビリや食事の指導も行っています。
60代以降になると、体力や免疫力が徐々に低下してきて、さまざまな疾患へのリスクが高まります。口腔環境が疾患の原因になることもあるため、口腔環境が悪くなる前に予防することを心がけましょう。また噛む力の低下や薬の副作用などが原因で、口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こすことがあります。唾液にはお口の汚れを洗い流す作用があるため、口腔乾燥症になると口腔環境が悪化しやすいのです。そして、食事で物を飲み込むのが難しい、話にくいなどの症状が現れることがあります。これらの予防のためにも、日頃からお口の健康を意識しておきましょう。毎日ていねいに歯みがきをしたり、汚れの残りやすい歯と歯の間にはデンタルフロスや歯間ブラシなどを使ったりするのもおすすめです。また病気などで体調を崩してしまうと、なかなか歯科医院へも通えなくなります。当院ではお一人で通院できない方を対象に訪問歯科診療も行っていますので、ぜひご利用ください。
ちぇるさんの口コミ (女性)
2021年7月 投稿
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