歯は一度削ってしまうと元には戻りません。削る治療を繰り返していれば、やがては歯を失ってしまうことにもつながります。そのような事態を回避するために重要になってくるのが予防歯科です。当院では4ヶ月に1回の定期健診を推奨し、歯科衛生士によるクリーニングをはじめ、口腔内に合うフロスの使い方や歯磨きの仕方をしっかり指導しています。きちんとした予防をしていれば、長くご自分の歯を失わずに済むことに繋がります。そのためには、お母さんの胎内にいるときから、予防を開始することが必要です。お母さんの口腔内の状態が健全に維持されていれば、口移しなどでお子さんに虫歯菌や歯周病菌を感染させてしまうリスクを避けることもできます。また、妊婦の方が歯周病に罹患している場合は、低体重児出産のリスクも生じます。妊娠中から丁寧な口腔ケアを行っていくことによって、お子さんが健全な口腔内環境を維持していける可能性は高まるのです。
当院ではできるだけ「削らない」治療方針を採っており、初期虫歯の場合にはすぐに削る治療を行わずに様子を見るようにしています。虫歯が歯の表面のエナメル質にしか及んでいない初期の段階では、フロスや歯磨きで進行を食い止めることが可能です。ですから、まずはセルフメンテナンスの指導をしっかりと行い、虫歯の進行を防ぐことを第一に考えています。ただし、放っておいて悪化してしまうことは避けなければなりません。そのため、万が一、削る必要が生じた場合にもなるべく少ない治療で済むように、定期検診に通っていただくことをおすすめしています。
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