Q.先生が歯医者を目指したきっかけを教えてください。
今思い出してみると、私は小学生・中学生の頃、将来なりたい職業というのがなかったんです。あったかもしれないけど、思い出すことができないので、具体的な夢ではなかったのかもしれません。高校生になり、大学進学を迎えて将来を見据えたときに、歯医者という職業はどうかと、親から助言をもらいました。というのも、私の親戚には医者や歯医者が多く、医療がとても身近な存在にあったんです。
本格的に歯医者になりたいと思ったのは、歯科大学に入ってからでした。歯科医療はとても興味深く、勉強に勤しみました。
そんな中、「怖いイメージばかりの歯科医院を、感じよく、気軽に通ってもらえる場所にしたい」と思うようになったんです。そんな夢を抱いたところから、私の歯医者人生は始まりました。
Q.患者様に対して心がけていることはありますか?
患者様に対する姿勢、そして何よりコミュニケーションを意識しています。リラックスして治療を受けてもらうために、患者様のお悩みやご要望を受け止め、歯科医師としてしっかりとご説明をし応えていくことは基本だと思っています。雰囲気を大切にし、常に真面目に接することで患者様から少しでも頼ってもらえるよう努めています。
歯科での治療は、削ったり抜いたりと怖いイメージがあります。ですが、現在は技術や器具、治療方法の進化によって痛みがほとんどない治療が可能となりました。ですので、歯科治療は痛みが少なく怖くないということを知っていただければと思っています。
私も予防歯科にはとても力を入れているのですが、「歯が痛くてなんとかしてほしい!」という患者様に予防歯科の話をしてもピンとこないのは当たり前です。もちろん治療はしっかりとしますが、患者様にも将来を見据えた予防歯科について考えていただきたいので、タイミングを見てお話をしています。そのあたりのバランス感覚も、とても大事だと感じていますね。
スタッフ一同、「患者様に気持ちよく来ていただき、気持ちよく帰ってもらう」ことを第一に考えて接しています。当院は地域密着型の歯科医院ですから、近隣にお住まいの方が気軽に立ち寄ってくれるような、そんな歯科医院を目指しています。
Q.医院のデザインに関して、先生はどのようなこだわりを持って作られたのでしょうか?
クリニックや店舗内装を多く手掛けているインテリアデザイン会社に設計を依頼しました。この会社のデザインはとても機能的でおしゃれで、店舗のイメージ作りがとても気に入っています。
デザインをお願いするにあたり、私の好きな食べ物や色など、プライベートなことを100個くらい聞かれたのですが、それを元にクリニックのイメージを作りあげていただきました。なのでこのクリニックのデザインは、私自身をイメージして作られたという感じでしょうか。
明るくて居心地のいいクリニックをデザインしたつもりなので、患者様にもそう感じていただけていると嬉しいですね。
Q.普段お忙しい先生のプライベートについてお聞かせください。
我が家には遊び盛りの子どもが4人いるので、休日は子どもたちと遊ぶことが多いですね。友人家族と一緒に、キャンプやBBQなどのアウトドアをするのが好きで時々行っています。1泊2日くらいですと、なんとか時間も取れるし、子どもたちから学ぶ事も多くあるので、できるだけ子どもといっしょに遊びたいと思っています。
何より、太陽の下で大勢でご飯を食べるというのは、とても気持ちが良いです。子どもと一緒のアウトドアが、私にとってのリラックスタイムであり活力源にもなっています。