虫歯などで歯を削った後に入れるのは、以前は銀歯だけでした。当院でも保険診療で行う治療では銀歯を中心に使います。しかし、近年は見た目や金属アレルギーなどの問題から、セラミックもよく使われるようになりました。
機能面だけでなく見た目も良くしたい方や金属アレルギーの方には、自由診療になりますがメタルフリーの治療がおすすめです。代表的な素材にセラミックがあり、ご自身の歯の色に合わせて作製できるだけでなく、金属を使わないため、金属アレルギーの発症を回避することができる身体にもやさしい素材です。
また、銀歯と比べると表面が滑らかなためプラークが付きにくく、日々のお手入れで清潔な環境を保ちやすいこともセラミックをおすすめする理由の一つです。自由診療では、型どりに用いる素材から変えることができるので、より細かい部分まで再現したかぶせ物・つめ物に仕上げるため、緻密な型どりを行うことも可能です。
当院では、ご自身の歯と作製するかぶせ物・つめ物との色調を合わせることをとても大事にしており、かなりこだわって作製をしています。まず、レントゲンなどの検査に加え、一眼レフカメラを使用し、あらゆる角度から撮影を行います。患者さまお一人に対し、平均50枚ほどとかなりたくさんの写真を撮ります。歯科用色彩計で歯の色合わせも行いながら撮影します。
そして、そのデータを歯科技工士へ送り、かぶせ物・つめ物を作製してもらいます。作製するための指示書やデータだけでわからない場合は、歯科技工士を当院へ招いて、実際に見てもらうこともあります。また、仕上がりを再現した映像も使用し、患者さまの希望に応じてお見せしています。
毎回、フルオーダーの技工物を作製するイメージで、一つひとつこだわって作製しています。どこの歯に使うものなのかによって素材も変わりますので、費用もそれによって変わります。治療前にご相談ください。
1
カウンセリング・診査・診断
まずは、カウンセリングとレントゲン撮影、お口全体のチェックを行い、噛む力なども確認します。痛みなど急性の症状がある場合には、応急処置を行ってから治療に入ります。処置がなければ治療法をご提案し、治療の方向性を決めます。
2
治療の開始~歯科技工所へ依頼
治療を開始します。症状に応じて複数回、通院していただき、型どりをして写真撮影をした後、歯科技工士へ依頼します。
3
セット 微調整・最終チェック
できあがってきたかぶせ物・つめ物を仮づけして噛み合わせを調整し、大丈夫であればセットして完了です。設計上と実際の噛み合わせが一人ひとり微妙に違うので、セットの前の微調整はとても重要です。
4
定期検診へ移行
治療後にご自身の歯を守る為、定期的なメンテナンスを受診していただいています。
ネット予約・空き状況確認 |
||
---|---|---|