虫歯や歯周病に至る過程を説明しながら治療していますが、より患者さまに理解していただくために、歯周病や虫歯の成り立ち、予防法などを写真入りで分かりやすく説明したリーフレットを渡しています。
痛くなってから「虫歯ができた」と思われる方も多いようですが、痛みの自覚症状が出たときはかなり進行した状態です。歯の表面は固いエナメル質で覆われていますが、虫歯菌が作る酸がエナメル質を溶かし出したときが「虫歯の始まり」です。まったく自覚症状はなく、一見しただけではエナメル質が溶けているのは分かりません。ただ、ここまでの段階であれば歯を削ることなく、毎日のブラッシングや定期的なクリーニング、フッ素塗布などの予防処置で虫歯の進行を食い止めることが可能です。
エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が進行すると「冷たい」「熱い」「しみる」などの自覚症状が出て、虫歯菌に侵された黒い部分も目につきます。虫歯菌に感染した部分を削ってつめ物を入れなくてはなりません。それ以上進行すると虫歯菌は歯髄(しずい)にまで感染し、我慢できない痛みが生じてくるでしょう。虫歯菌に感染した歯の神経を取り除かなければならず、場合によっては抜歯して入れ歯やブリッジを入れることになります。一時的に痛みがなくなるときもありますが、それは歯の神経が死んでしまったからなのです。
「このような状態になる前に受診してくれていれば」と残念に思いながら治療しています。患者さまには虫歯になってしまう過程を話し、治療が終わった今からでも予防に努めましょう。
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2024年3月
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