治療内容｜むらさき歯科

歯科口腔外科の治療でお困りの方は、ぜひご相談ください。親知らずの抜歯などで歯を抜くなどの治療も当医院で可能です。また、骨折などの顎に関わること、噛み合わせ、顎関節症などの治療も当医院で治療が可能です。顎関節症の場合は、レントゲンを撮る前に分かる場合もあります。音がする、耳の後ろが痛い、頭痛がひどいといった症状がある場合は、顎関節症である可能性がありますので、一度ご相談ください。

顎関節症は、いくつかの症候群のため色々なことが重なって起きています。顎の関節がはずれるもの、くっついてしまうものもあり、口が動かない、開けられない、筋肉痛、靭帯の捻挫の場合もあります。痛い場所は同じですが、原因は異なります。いきなり大きなくしゃみをすることで起こる場合もあります。顎関節症は、痛みや口を動かしたときに音がすることで本人も自覚できます。しかし、最初には気づかず、徐々に悪くなってきて顎関節症であることに発覚する場合が多いです。寝ているあいだの歯ぎしりの場合は、歯の筋肉に痛みが発生していることに気づかないためです。顎関節症はその症状が起こる原因によって治療方法が異なります。筋肉をやわらげるために無意識的にも歯を食いしばらないようにすることも必要です。この症状の患者さまの多くは起きているときも歯をくいしばっていると考えられるためデスクワークで集中しているときなどにも噛みしめていることがあります。ぐっと噛んでいて硬くなることや集中すると噛むということがよくあります。ひどい場合には噛んだ後の頬の内側の粘膜に噛み合わせの筋が残るのですが、口の中を噛むのとは違い、長く噛んでいる人に筋が残るのです。

噛んでしまう癖のある方には、そのように噛む癖があるために噛んだことによる筋があることをお伝えしています。治療法と致しましては、寝ているときも起きているときも噛んでいるのでマウスピースを使用した治療で改善することがあります。このマウスピースは前が開いているので話したり食事をしたりする以外に入れておくことで、マウスピースを使用した治療で顎の痛みなどが徐々に抑えられます。一か月くらいで症状がおさまり、顎に力がかかりすぎることもありません。ただし、外してしまいますと元に戻ってしまうことがありますので、注意も必要です。一度作ってしまえば、このマウスピースでの患者さま自身の自己管理ができるため痛みが起こりそうなときに、ご自身で使用していただきます。噛み癖はなかなか治すことができませんが、痛みや炎症を抑えられますので、お悩みの方はご相談ください。

噛み合わせは顎のずれなどの不具合をなくすことで改善できます。ずれて関節が悪くないかレントゲン撮影で調べます。正常な噛み合わせでない場合、理論上の正しい噛み合わせでないときにはたいていどこかが悪くなっています。噛み合わせで顎が動くとき、顎を横に動かしたときに奥歯が当たるのはよくありません。噛みしめた時奥歯があたっていると引っかかる部分を見ます。そして顎の軟骨の位置を見ています。靭帯を傷めると口を開けられないためすぐにわかります。靭帯が腫れているのに最初に気づかず無理に動かすと炎症が起きます。そこは手で押すと痛みがあります。口を開けると耳の前の少し沈む部分が関節ですが押すと痛みを感じます。食事が取りにくくなり痩せてしまう方もいます。しっかりと噛むことができないため胃腸が悪くなります。悪化すると口は2センチ程度しか開きません。顎の骨は口を動かしたとき前にスライドしますが、スライドができずに開かなくなります。

歯医者に来院される患者さまの多くは、歯の状態が悪くなってから来られます。そうすると、治療に時間がかかることも多々あります。中には、治療時間も十分に取れないまま治療の途中で来られない方もいらっしゃいます。歯科治療に限りませんが、最後まで治療を続けていただくことが大切です。最後まで治療を終えていないままで中断してしまうと、虫歯等になってしまう可能性も高くなります。痛みがなくなったから、もう来院する必要がないというわけではありません。定期的なメンテナンスをおこなっていくことが、健康な歯を維持していくために必要なことなのです。

当医院では、週の半分は往診での歯科診療をおこなっており、訪問診療にも力をいれています。ほとんどは、施設への訪問ですが通院が困難な患者さまの訪問もおこなっています。介護される方の多くはお口の中のケアが行き届いていません。そのため、患者様本人だけでなく、介護者や看護師の方々に口内のケアを指導して、周りの人も含めて健康な口内環境をサポートできる体制を整えていければと思っています。