歯を残すためには徹底的な汚れの除去を
歯周病関連では、患者さんが「抜歯するしかないか」と思われているような歯を残す治療を行っております。歯周外科の具体的な治療とは、歯を残すための治療です。その為歯周外科の治療としましては、超音波でプラークや歯石を全部取り、それで治らないものを手術します。歯科医師や歯科衛生士は触診で判断できる訓練を受けています。歯周基本治療が終わってない方、歯ブラシができない方には歯周外科はタブーです。外科をするのは歯周ポケットを3ミリから4ミリより浅くしたいからです。6ミリ7ミリは歯ブラシの掃除では治りにくい場合があります。そのポケットを残しておくと、歯周病が進行し、最終的に歯がグラグラになってしまいます。ですから歯茎を開いて綺麗にし、もう一回閉じます。汚れが残ると治りにくくなります。骨を再生する材料を使いたいなど、再生医療は自費診療になります。
人の体を扱うので、なるべく繊細に、腫れないように丁寧にしています。メスの入れ方も、歯茎を剥離するときも、乱暴にやると挫滅といって組織の層がグシャグシャになり、治りが悪くなりますので、なるべく挫滅しないようにしています。丁寧に治療を行いますので同じ治療をしても結果が違います。人間の体は正直なので、乱暴に治療すれば、やはり腫れます。道具も配慮し、丁寧に行うことを心がけています。
歯周外科や歯の根っこにできた膿を取る外科はよく行います。術後の感染には、とにかく注意しています。患者様にも協力していただいて、とにかく感染を防止します。術後は、縫った所に歯周パックという、包帯みたいなものをします。パックをはずす二週間後ぐらいまで、うがいだけは徹底的に行っていただいています。治療部位と違う所は、プラークが飛ぶといけませんので、きっちり歯磨きをしていただいています。術前からある程度指導していますから大丈夫なのですが、患者様は手術後にはやはり気にされて、いつもより歯ブラシが甘くなります。それも想定の範囲内ですので、口腔内が綺麗でない方には手術はできません。やると逆に結果が悪くなります。また、手術した方がもちろん予後がよく、歯が保てるのを知っていても、外科を怖がって来院されない患者様もいらっしゃいます。事実、次回外科をやりますよと言うと、直前になりキャンセルということがあります。当院でも、理解していただく工夫が必要だと感じています。
のんさんの口コミ (女性)
2020年10月 投稿
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ノンノさんの口コミ (埼玉県/50代/女性)
2017年7月 投稿
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そなさんの口コミ (埼玉県/50代/女性)
2017年7月 投稿
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