具体的な予防治療は、治療を行った後に行いますが、フロスや歯間ブラシを毎日通していただくよう、繰り返しお伝えしています。
掃除は私と歯科衛生士で行っており、連携を図って予防を行います。
時にはお互いの意見を述べて、対等に話し合いもします。当院では助手も本当によく勉強しています。
歯周病関連では、患者さんが「抜歯するしかないか」と思われているような歯を残す治療を行っております。歯周外科の具体的な治療とは、歯を残すための治療です。その為歯周外科の治療としましては、超音波でプラークや歯石を全部取り、それで治らないものを手術します。歯科医師や歯科衛生士は触診で判断できる訓練を受けています。歯周基本治療が終わってない方、歯ブラシができない方には歯周外科はタブーです。外科をするのは歯周ポケットを3ミリから4ミリより浅くしたいからです。6ミリ7ミリは歯ブラシの掃除では治りにくい場合があります。そのポケットを残しておくと、歯周病が進行し、最終的に歯がグラグラになってしまいます。ですから歯茎を開いて綺麗にし、もう一回閉じます。汚れが残ると治りにくくなります。骨を再生する材料を使いたいなど、再生医療は自費診療になります。
歯の明度を上げるブライトニングと、歯の彩度を上げるホワイトニングの2つを駆使して、患者様のご希望に添う歯の色にしていくものをご提供しています。ホワイトニングは1回だけ、最長15分。ブライトニングですと、光を8分間当てます。事前処理もありますので、全体で10分ぐらいです。当院は、2~3回セットで1回です。昔は1時間ほどかかりましたから、それに比べると、現在の当院のシステムは楽です。ただ現在しか知らない方は、8分間や15分間待つのは苦痛かもしれません。途中で沁みたら、衛生的なものですので、無視しないでその時点でやめます。10分で沁みたら10分で止めます。ホワイトニングは、強いお薬を使いますので、ガムダムという歯と歯茎の間にプラスチックみたいなものを置きます。薬が歯茎につくと、元に戻りますが、一時期真っ白くなり少しヒリヒリします。ガムダムがいらないブライトニングのお薬もあります。歯茎につくと白くなる場合があるのは同じです。ブライトニングは昔に比べて比較的沁みませんが、個人差があるようです。