当院は、歯周病の予防に取り組んでおります。歯周病は、お口の中の菌が最後には歯を支える顎(あご)の骨を溶かすこともあるような、恐ろしい病気です。日本では35歳以上の多くが歯周病患者といわれています。しかも歯周病は、歯茎の表面に付いた歯石(汚れ)を取るだけでは、その進行を止めるのが困難なのです。
歯周病の前段階には、歯磨きの際に出血するという症状があります。歯ブラシで汚れを取ったつもりでも、すぐに血が出る場合、歯茎の中に歯石が残っている可能性があります。
当院はSRPという治療法で、歯茎の中の歯石まで取り除いております。SRPでは、歯ブラシでは取りづらい歯茎の汚れまで取ることができます。
お口の健康を守るには、歯磨きが欠かせません。しかし、歯ブラシ1本だけでは歯磨きは不十分です。当院では、患者さまに歯のお手入れの指導をさせていただいております。
お口のお手入れの方法は、患者さまそれぞれのお口の中の状況によって違います。当院は、歯ブラシだけでなく、タフト、フロス、歯間ブラシなどの使い方もお伝えしております。歯ブラシ以外の器具を同時に使うことで、お口の中全体をきれいにすることができます。
もちろん、歯ブラシの使い方も重要になってきますから、当院でていねいにご指導いたします。当院は患者さまのお口の状態、磨く部位ごとに、詳しくお手入れの方法をお教えするようにしています。
当院は、お子さまの将来を見据えた治療を心がけております。例えば、現在の噛み合わせを見せていただければ、先々お口の中がどうなっていくのかをお伝えすることができます。当院では、そのときどきだけでなく、将来の治療説明までさせていただきます。
もちろん、今のお子さまのお口を守ることにも力を入れております。当院では、最初はシーラント(プラスティックを埋めこむ治療)やフッ素の塗布などの処置をしております。どちらもお子さまにも抵抗が少なく受けていただけるのではないでしょうか。
とはいえ、お子さまが歯科医院を怖がってしまっては治療ができません。特に緊急性がない場合は、歯科医院に慣れていただく練習から始めます。まずはお子さまの食生活や歯の磨き方を教えていただきます。そうしてブラッシング指導等を経て、後日治療に移ります。