Q. 矯正を担当されていますが、矯正の魅力はなんですか?
矯正をすると、見た目の美しさだけでなく、虫歯予防に繋げられたり、心から笑顔になれるところがすごい事だなと思っています。
歯並びが悪いと虫歯になりやすかったりとか、歯周病になりやすかったりするんですね。
歯医者さんというと、“歯を治すところだ”と私も前から思っていたんですが、矯正をすると、歯磨きが行き届くようになるので、悪くなる前に未然に防ぐ確率が高まるんです。そこがすごく魅力的だなと思っています。
なので私は、歯を治すだけのところではなく、“悪くならないように予防する”という考えのもとで、矯正治療を行っています。
矯正っていうとやっぱり歯並びが悪いのを治すことであったり、見た目を改善するイメージが強いと思うんですけど、そこだけにとどまらずに、予防もかなり大きなところを占めていると思います。
見た目ももちろんなんですけど、機能面であったり、予防や健康、そういったところに直結してくるので、むしろそちらの方を大事にしたいなと思っています。
Q. 特に小児矯正が得意とのことですが、小児矯正の特徴とはなんでしょう。
小児矯正だと、大人の矯正と違って顎が成長していく力を使えるので、歯を動かす治療というよりは、顎を拡げるっていうことができるんですね。
なので、そのまま放っておいたら、大人になったときに歯を抜いて矯正しなきゃいけない状態の患者さんも、小児矯正をすることで顎を拡げておけるので、矯正によって歯を抜くことなく、使っていけるところが小児矯正の魅力です。
大人になって歯がガタガタの方は、顎がちっちゃくって歯がきれいに生えきらないという方も多いですよね。
子供の顎の骨って、やっぱり大人に比べると柔らかいし、そこから成長していくので、先に土台である顎を拡げておくことによって、歯がちゃんと生えてこられるようにできるんです。
Q. お子様の患者様が多いと思うのですが、小さなお子様やお母様のための工夫はありますか?
まずはお子さんの反応を見ます。上手にできそうだったら問題ないのですが、多くのお子さんが怖がってしまうので、最初はお友達になっていくようにしています。
虫歯の治療とか歯のことを最初に話すのではなく、「何が好きなの?」というようにお話をしていき、心を許してくれた段階で治療を始めていくようにしています。
治療しに来たというよりは、お話しに来たという雰囲気の方が、お互いがやりやすいと思うんです。
その他の配慮としては、キッズスペースでしょうか。
通常はキッズスペースは待合室に1か所だけだったりしますが、当院は診療室の中にも設置しています。
診療ユニットの横で、お父さん、お母さんの目の届くところにお子さんが居ることで、親御さんも不安なく治療を受けていただけるのではないかと思います。
あとは、子供のいるスタッフが多かったり、保育園へ勤めていた経験のあるスタッフもいるので、お子さんへの接し方についてもお任せください。
さらに、ベビーカーでもすんなり入れるように、院内の段差はなくしています。
Q. お休みの日はどのようなことをされてるんですか?
最近、子供が産まれたんです。
なので、休日も忙しかったりしますが、温泉が好きなので、休めるときは温泉に行ったりとか、走ったりとかしています。
私の実家は熊本なのですが、九州の温泉はほとんど制覇しました(笑)
結婚してこっちに出てきたので、まだ詳しくないのですが、九州で言えば熊本の黒川温泉がおすすめです。
Q. 学生時代はどのような学生だったんですか?
えーっと、院長も多分そうだと思うんですけど、あまり勉強熱心な学生ではなかったかもしれません(笑)
というのも、1つ上の学年の院長と私はバレーボール部に入っていて、バレーに明け暮れていました(笑)
院長との付き合いはもう10年くらい?なります。
院長はキャプテンをしていたので、人をまとめたり、すごく後輩から慕われてたと思います。
本当にもう、バレーボールか温泉か、という学生時代でした(笑)
ちなみに高校生のときは吹奏楽部でユーフォニウムを担当していました。
吹奏楽も楽しくて好きですね。
Q. このお仕事のやりがいを簡単なエピソードを交えながら教えてください
イクティスで働き始めて最初に矯正を担当した患者さんがスタッフのお子さんだったんです。
その子が矯正を始めてからもう2年ぐらいになるんですけど、今だいぶ歯が動いてきれいな並びになってきていて、その子が「やってよかったぁ~!」っていうふうに言ってくれて。
いつも笑顔で帰ってくれているので、そういうのを見るとすごい嬉しくなります。
この前は七夕のときに、患者さんに色々お願い事を書いてもらいながら飾りつけをやったんですけど、子供たちの短冊に、「もっと歯がきれいになりたい!」とか、「もっとがんばって通います!」みたいなことが書いてあったのもすごい嬉しかったです。
お子さんの方から“来たい”って言っていただけるのは、すごい嬉しいですね。