Q. 杉山先生が歯科医師を目指したきっかけはなんですか??
私が歯科医師を目指したきっかけは、人の喜ぶ顔が見たいと思ったからです。しかも、それが自分の力でできたら嬉しいなと思い、医療を志すようになりました。患者さまが喜んでくださっているのを見ることが自分自身も嬉しく感じます。人のためでもありながら、自分のためでもあるのだと思いますね。
歯科業界を選んだのは、自分が幼い頃通っていた歯医者さんの影響が強かったように思います。そこの先生は周りからとても慕われていました。地域の人から支持されている歯医者さんで、近所の方が口々に「あの医院の先生はとてもいい先生」と「歯医者に行くならあの医院」と言われていたのを覚えています。
その先生に小学生のときに治療してもらって以来、歯科医院に行かなくて済んでいます。以降、特に歯科治療を受けていません。やはりしっかりした治療を受けるということは、それ以降も歯科医院での治療を行わずに済む毎日が過ごせるということなのだと思いました。予防が大切だということも、そういった体験から感じているところです。現在も予防歯科に力を入れている理由の一つになっています。
Q. 初めて来院してくれた患者さまに心がけていることは何ですか?
初めて来院される方は医院のホームページなどを確認して、事前に医院のことを知っている方が多いと思います。情報を見て来院しようと決めたからには、期待が大きい状態で来院されているでしょう。そういった患者さまの期待をできるだけに超えようと思っていますね。
一つでも「思っていたことと違う」と感じることがあれば、それはすでにマイナスの印象になります。ホームページを見て「いい歯医者だと思うから行ってみよう」と思って来院いただいているわけですから、その期待と同等だったら、付加価値がないということになってしまいます。
ですから、対応であったり、治療内容であったり、ほんのちょっとでも患者さまの期待を超えたいと思って診療にあたっています。期待を超えることで再来院に繋がるとも思いますので。
Q. もし杉山先生の歯が緊急で歯科医院に行かなければならない時、どのような歯科医院を選びますか?先生が患者さまとして歯科医院を選ぶポイントを三つほど教えてください。
1つ目ですが、「しっかり話を聞いてくれる先生かどうか」を重視します。誠実で真摯な対応をしてもらえるかを見ますね。
2つ目に「患者さまの利益を第一優先にしている歯科医院かどうか」です。もちろん腕の良し悪しも大切だと思いますが、それ以上に大事な点ですよね。心の底から「ちゃんと改善してあげよう」と歯科医師が思っていなければ、やはり患者さまにも伝わってしまうと思います。治療後の状態にも差が生じるのではと感じますね。今が良ければいいと思っているのか、それとも患者さまの先のお口の健康のことも見据えた治療をしているかどうか。その一点においても、患者さまを第一に考えているかどうかの姿勢はうかがえると思います。
3つ目は、医院の「清潔感」も大事だと思います。きれいな医院でリラックスして治療を受けたいですよね。
自分自身もこの3つのポイントは意識的に取り組んでいる部分です。
Q. 多忙な毎日でたまには癒しも求められるようなこともあるのではないでしょうか。杉山先生がリラックスできる時間はどのような時ですか?
仕事を忘れてリラックスするという瞬間はないですね。仕事のことは頭から離れません。
最近は健康のために、診療が終わって帰ってから夜のウォーキングを始めました。でも、ウォーキングの間も仕事を忘れてリフレッシュするというのは基本的に無理ですね。むしろ考えながらウォーキングをしている感じです。
Q. 初めて来院される患者さまに「すぎやま歯科クリニックはこんなところですよ!!」と知っていただけるようにメッセージをお願いします。
これまでの歯医者さんというと「こうした方がいい」「ああした方がいい」と説明や治療を一方的に押し付けられるイメージがあるかもしれません。
当院は患者さまが主体です。初めて来院される方は色々な悩みを抱えて来ていると思いますので、しっかりとお悩みを聞かせていただきます。こちらは、相談内容に応じて適した選択肢をいくつか提示いたします。選択肢の中から患者さまの経済状況や生活背景に合った治療法を選択してもらうことになります。そして、ご納得の上で治療を行い、最終的なゴールを一緒に目指していきたいと思っています。
あくまでも患者さまありきの診療スタイルを貫いていきたいと思います。そういう姿勢が定期的に通っていただく患者さまがいる要因にもなっているのではないかと感じます。歯医者といっても、結局は人と人とのやりとりですから、コミュニケーションを重視していますね。