こだわり｜医療法人社団　慈昴会　なえぼ駅前歯科

札幌駅の隣駅である苗穂駅南口から徒歩４分の立地にあるため、「保存の難しい歯の治療」を希望して札幌市内のみならず、全道各地、時に本州からも患者さまが来院されます。専用駐車場もありますのでお車での通院も可能です。

当院では痛みが主訴で来院された患者さまに対しては、まず痛みを取る治療を行います。その後、口腔内全体、１歯ずつの歯の状態を詳しく知るための診査をしっかり行い、カウンセリング時間を設けて口腔内全体、１歯ごとの歯の現状説明と治療に関する説明、患者さまの治療に対するご希望を伺います。保険診療を希望される場合は決められた枠の中での治療となりますので、患者さまが望む治療と治療結果を得ることが難しい場合もあります。保険診療の枠、制限にとらわれず治療を希望される場合は、患者さまの希望を考慮したいくつかの治療計画を作成し（院長がお一人おひとりの患者さまに対し、詳しい治療計画書を作成します）、再度カウンセリングを行います。何度かカウンセリングを行い、双方が納得し、同意の得られた治療計画が決まりましたらその計画書に沿って治療を進めていきます。
当院はドクターが行うすべての治療は院長が行います。勤務医等複数ドクターがいますと治療の質の低下や治療レベルに差が出たり、また前の治療がどのようになっているのか理解が不足したりしますと医療ミスにつながりやすくなります。また当院ではスタッフ（歯科衛生士）も担当制で、院長と担当歯科衛生士双方が、作成された治療計画書やその後のミーティングの積み重ねにより、担当する患者さまの口腔内、歯の状態、治療の進め方、進捗状況等を熟知していますので、阿吽の呼吸により治療は効率良く、丁寧に進んでいきます。

「木を見て森を見ず」ではありませんが、患者さまの年齢、希望を考慮した口腔内全体を大局的に考えた治療は、治療した歯、補綴物、口腔内全体が10年、15年、20年と長期に大きなトラブルなく維持していくために非常に大切です。

すべての歯が揃っているうちは問題ないと思っていた口腔内も、1本抜け、2本抜けしてくると、少しずつ現状維持が難しくなっていきます。そこには咬合力（ブラキシズム、咀嚼力）の強さ、咬合接触状態、顎位の偏り・偏咀嚼、欠損歯列における咬合支持の減少、鍵となる歯が生活歯か失活歯か、歯周病罹患歯かなどが関係しており、それらを考慮した治療計画が重要になります。
その上で1歯ごとの治療、特に次の抜歯予備軍となるであろう歯の治療に対しては（欠損歯列の流れが読める歯科医師であればどの歯が鍵となる歯（key tooth）でどの歯を守らなければならないかがわかるはずです）、慎重に状況に合わせた治療が必要になります。
保険診療では、年齢を重ねるにつれ治療も繰り返されて、やがて歯がなくなって入れ歯となっていくと当院では考えています。当院は患者さまの歯をできる限り失わないよう、長く歯を大事にする治療に力を尽くしています。我々は保険診療ではできない治療結果を得るための努力を惜しみません。患者さまのご希望、ご予算をよくお聞きした上で、納得していただける治療計画を立てさせていただいておりますので、まずはご相談ください。

たとえ院長に臨床力があったとしても、スタッフにも院長の臨床を理解できる能力、それを患者さまにわかりやすく説明できる能力、さまざまな患者さまの訴えを傾聴し、共感できる医療人としての心、患者さまが納得できるためのコミュニケーション能力などが必要です。歯周治療は担当制ですので院長と患者さまお一人おひとりの口腔内の現状把握、治療計画の立案、治療手順も限られた時間の中で理解し、把握しなければなりません。歯科衛生士という専門職は院長のアシスタントでは決してありません。お互いが「医療の中心は患者さま」という共通認識の元、違う役割分担を担った対等な立場であると私は考えています。
治療に対する患者さまの希望をよくお聞きした上で、具体的ないくつかの治療プラン（院長が現状説明から具体的なプランまで書面にて作成します）を提示し、カウンセリングを行う主体も担当歯科衛生士です。書面に書かれている内容はもちろんのこと、その内容に関連したさまざまなことを勉強し、理解していなければ、患者さまの質問にもきちんと回答することができません。当院スタッフはみな信頼関係を築いて治療に当たることのできる心強いサポーターです。