むし歯と歯周病は、症状を訴える方が多いお口の病気です。特に歯周病は、40代以上の方が歯を失う原因として多く見られる感染症です。自覚症状がないまま重症化し、気付いたときには歯を残すことが難しくなっているケースも少なくありません。症状の進行を食い止めるためには、お口の環境改善が必要となります。
当院では、お一人おひとりの患者さまに合った予防の方法をお伝えして、これらの病気の進行を防ぐサポートをしています。大切なのは目の前の症状を治療するだけではなく、そもそもの原因を取り除くことで症状をくり返さないことです。そのような状態を目指すため、担当の歯科衛生士による歯のクリーニングや、歯周病の原因となる歯石の除去を通して、お口の健康管理を進めていきます。
歯周病は、磨ききれない細かい食物のカスから発生する歯垢の中に含まれている歯周病菌により引き起こされる病気です。怖いのは、自覚症状が無く長い年月を経て進行していくことです。歯の痛みや出血をした時には既に重症で、「知らぬ間に歯が抜ける」もしくは治療が出来ず「抜歯」を余儀なくされることもあります。これだけ恐ろしい病気にもかかわらず、国民の40歳以上の方はほとんどが歯周病に感染しているといわれています。
当院では、皆様が歯周病にならず、健康な歯を維持していただくために「歯周病予防」の呼びかけをしています。検査方法はレントゲン・口腔内検査と歯周ポケットの検査をおこないます。歯周ポケットとは、歯と歯茎の間の溝のことで、歯垢がたまっていくとどんどん深くなり、この溝の深さによって、進行しているかどうかが診断できます。歯周病は戻すことは出来ませんが、進行を阻止して改善することはできますので、早期発見がなによりも大切です。もしかしたら?とご不安な方は1度検査にいらしてください。
歯周病は、口腔内のきれいな状態を継続することで、「進行を阻止」することができます。1度よくなったからといってケアをやめてしまうと、また進行しはじめます。当院では、皆様に前向きに専念していただくために、治療前の悪い状態と、そこからどのように変化したのかをきちんとお写真で確認していただいています。目で見て確認していただくことで、ケアの重要性が伝わりますので、今後もカウンセリングにはしっかり時間をかけてお話していきます。歯科医師と歯科衛生士が一緒に、患者様の目標に向けてサポートしますので、あきらめずに健康のために頑張りましょう。
「予防歯科」は頻繁に皆様へお声がけをしています。歯科の二大疾患と言われている「むし歯」「歯周病」は、きちんと日々のセルフケアはもちろん、歯科医院でのクリーニングをしていれば更に予防につなげることが可能になります。内容としては、口腔内のチェックをして、歯石除去や着色の汚れを取るPMTCを主におこないます。PMTCとはわかりやすく言うと、歯科医院が扱える特殊な機械を使って行う「本格的な歯の清掃」のことです。ご自身で完璧に磨けていると思っていても、完璧に取り除ける人はそういません。定期的にクリーニングすることで、口腔内が綺麗な状態で保つことが出来ます。
状態にもよりますが、3カ月から半年で歯科検診でのお声がけをしています。ぜひご家族皆様で予防をしにいらしてください。
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