治療内容｜わたぎ歯科医院

当院では虫歯の治療で歯を削る必要がある場合、できるだけ削る量を抑えて、自然な歯を残すことを心がけています。虫歯の進行を防ぐには、菌に侵された歯を取り除かなければいけません。しかし、必要以上に歯を削ってしまうと、歯そのものの寿命を縮めることになります。歯の寿命を延ばすためにも、虫歯になっている場所だけを削ることが大切です。

そこで当院では、お口の中を3倍に拡大して見ることのできるルーペを使用することで、小さな虫歯を見逃すことなく、できるだけ多く健康な歯を残す治療をしています。また、神経を抜くと歯に栄養がいきわたらなくなり、歯が折れたり割れたりと、もろい歯になっていきます。そのため、できるだけ神経を残すことを念頭に治療を進めていきます。

当院の小児歯科ではいきなり歯を削りません。まずはお子さまが歯医者に対して感じている不安を取り除くことから始めます。特に小さなお子さまは、歯医者での治療に対して不安を感じやすいものです。

そこでスタッフとコミュニケーションを重ねながら、徐々に歯医者の雰囲気に慣れてもらうように工夫しています。当院には子育てを経験しているスタッフも多くいますので、親御さまの気持ちを理解しながら、お子さまのペースに合わせて治療をサポートできます。

また、お子さまの治療をする際には、できるだけタービンなどの回転器具を使わないようにしています。タービンで歯を削ると、キーンという独特な機械音が響くため、お子さまの不安につながることがあるからです。代わりに先端が小さなスプーンのような形をした医療器具で、虫歯になった場所をすくい取るようにして取り除いていきます。

お子さまが「治療を嫌がるのでは」とお悩みの親御さまは当院にご相談ください。歯科医師とスタッフがお子さまの視点に立った治療をしていきます。

当院では虫歯や歯周病、事故などで自然な歯を失ってしまった部分の顎（あご）の骨に、人工の歯を被せるインプラント（※）治療に対応しています。インプラントは入れ歯や義歯などとは違い、ご自身の顎で人工の歯を支えるため、他の歯に負担をかけることなく、自然な歯があったころと同じように食べ物を噛むことができます。

手術前には、お口の中を立体的に撮影できる歯科用CTなどを使って、どこにインプラントを埋めるか精密な診断をします。また、治療では2名の歯科医師が連携することで、より細かい精度で手術することが可能です。

治療後もケアが不十分だとインプラント周囲炎と呼ばれる、歯周病と似た症状が起こることがあります。そこで当院では、治療後のメンテナンスにも取り組んでいただけるように体制を整えています。しっかりお口のケアまでしっかりサポートいたしますので、インプラントをご検討の方はお気軽に当院までご相談ください。


※は自由診療。

当院では、お口の運動の様子や、筋肉の動きまでを考慮した入念な型取りをすることで、違和感や痛みの少ない、患者さまのお口にしっかりはまる入れ歯作りをしています。また歯科技工士と連携しながら、しっかりと噛み合わせの調整をしていくことで、より力強く食べ物を噛める入れ歯を目指します。

品質を追求したいという患者さまには、自由診療による入れ歯治療も提案できます。たとえば、金属床入れ歯（※）は保険適用の入れ歯に比べて薄い設計で、少ない違和感でお口にはめることができます。また、金属という特性から熱を伝えやすく、お口に入れた食べ物の温度を伝えてくれるため、お食事をもっと楽しみたいという方におすすめの入れ歯です。

金属床入れ歯の他にも、留め金がなく自然な外見を目指せるノンクラスプデンチャー（※）、磁石を使うことで安定して外れにくくすることのできるマグネットデンチャー（※）にも対応しています。しっかりお口に合う入れ歯をご希望の方はお気軽に当院へご相談ください。ご希望に添った入れ歯を提案いたします。


※は自由診療

保険が適用される範囲で被せ物・詰め物を作製する際は主に銀歯を使用します。しかし、銀歯は口元で目立ってしまうこともあり、見た目を気にされる患者さまは選びにくいことと思います。

見た目まで自然に見せたいという患者さまのために、当院では自由診療で、セラミック（※）、ジルコニア（※）、メタルボンドポーセレン（※）、ハイブリッドセラミック（※）など、幅広い素材を使った被せ物・詰め物に対応が可能です。それぞれの素材に見た目の美しさや耐久性、お口になじみやすいなどの特徴があります。また金属を使わないことで、金属アレルギーに不安がある患者さまでも治療いただけます。

歯を修復する際は、段差や歯の隙間を少なくするので、虫歯の再発や歯周病のリスクを減らしながら、自然で美しい口元を目指すことができます。さらに見た目だけでなく、しっかり噛み合わせや強度なども含めて、患者さまのお口に合った素材を提案いたします。お口の治療と合わせて外見的な口元の改善をしたいという方は、お気軽にご相談ください。


※は自由診療。

当院では、ご来院いただいて歯を白くするオフィスホワイトニング（※）と、ご自宅で取り組んでいただけるホームホワイトニング（※）に対応しております。

オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用のお薬と機器を使って歯を白くしていきます。短期間で歯の白さを実感できますが、その都度来院いただく必要があるため、通院が面倒だというデメリットがあります。

ホームホワイトニングは、歯を白くするお薬を専用のマウスピースに入れて、1日2時間ほどお口にはめて歯を白くする方法です。白さを実感し始めるのに2週間ほどかかりますが、一度白くなると色が後戻りしにくく、ご自宅でホワイトニングができるということもあり、お忙しい方にもおすすめです。

※は自由診療。

歯周病になってしまった患者さまには、スケーリング（※）とルートプレーニング（※）と呼ばれる、歯と歯茎の隙間にたまった、歯周病の原因となる歯垢（プラーク）や歯石を除去する治療を行います。また半導体レーザーと呼ばれる医療機器を使用して隙間を殺菌することもあります。

重症化した歯周病の場合は、歯茎を切り開いて、奥深くまで入り込んだ歯垢（プラーク）や歯石などを取り除く、フラップ手術（※）という外科手術を行う場合があります。

歯周病は自分では症状に気付きにくく、違和感や痛みがでてから歯医者に行った時には手術が必要なほど症状が進行しているケースが少なくありません。また、治療によって症状を改善した場合でも、治療後のケアが不十分だと、症状が再発してしまいます。

そのため当院では、ご自身で行っていただくお口のケアと合わせて、定期的に歯医者で検診を受けることをおすすめしています。定期検診を受けることで歯周病の心配がない、健康な歯を目指しましょう。

当院では虫歯や歯周病などの症状を予防するため、3ヶ月から半年に1度のペースで定期検診とメンテナンスを受けていただくことをおすすめしています。患者さまには1本でも多く、健康な歯を残していただきたいと願っているからです。そのため当院では、ご自宅におハガキなどで定期検診のご案内をお送りする取り組みもしています。

定期検診では患者さまのお口の状態をカメラで撮影し、前回検診にお越しいただいた時と比較することで、患者さまご自身でお口の状態を確認できるようにしています。歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯茎の隙間についても検査を行い、汚れや歯石がある場合にはクリーニングによって取り除きます。

また毎日のブラッシングで磨き切れていない場所を見つけながら、患者さまに合った歯の磨き方をアドバイスしていきます。ご自身の汚れが付きやすい場所を理解いただくことで、より予防に対して前向きになっていただけたらと思います。

歯を失っていくと、しっかり噛んで食事をすることが難しくなってしまい、食生活に偏りがでて、身体の健康にも影響がでてきます。お口は健康の入り口です。当院の予防歯科で、健康な歯と健康な身体を目指しましょう。