歯周病は、歯に溜まった歯垢を原因として、歯とその周辺の組織が細菌に感染し、炎症を起こしてしまう疾患です。大半の方が知らず知らずのうちに罹患しています。例えば、「朝起きた時に口の中が粘つく」という方や、「歯茎から血が出る」「歯茎が赤く腫れる」といった方は要注意です。歯周病の疑いがあるので、ぜひ一度受診してください。
また、歯周病は他の病気と関連することも分かっていて、特に糖尿病の方は歯周病を起こしやすいことで知られています。当院では、糖尿病内分泌内科や皮膚科、眼科と連携し血糖値を点検しながら歯周病治療を行うなどの方法でアプローチしています。 また、レーザーや電動麻酔器を使用してなるべく痛みを抑えた治療を行うよう努力しています。
歯周病は、心疾患や糖尿病との関連が深いと言われている非常に怖い病気です。当院の歯周病治療では、患者さまの症状の善し悪しをメンテナンスのたびに記録に残し、症状や状況に合わせ、似たような症例をご説明することから始めます。そうして、患者さまご自身に自分の口腔状態を理解していただきます。その後、顕微鏡で細菌の種類や数を特定し、その細菌に合わせ、レーザー治療や抗生物質の投与などの処置を行います。
また、噛み合わせの悪化によって歯周病の進行が早まってしまっている方もいらっしゃるため、そのような方には、噛み合わせの調整やかぶせ物の作り直しをし、噛み合わせを整えていきます。
糖尿病は合併症の多い病気であり、歯周病を悪化させると言われております。また、逆に歯周病から、糖尿病があることがわかるというケースもあります。当院では、内科の医院と連携をしており、そちらからの紹介で来院される患者さまや、こちらから内科を紹介することもあります。糖尿病と歯周病がある場合、歯周病の治療をしても良くならない可能性があるため糖尿病との関連をしっかり把握しながら治療していくことが大切です。糖尿病も歯周病も本人に自覚のないまま悪化してしまうことがあるため、両方を意識し、全身的な健康を考えながら治療を行っています。
ぽこりんさんの口コミ (神奈川県/50代/男性)
2017年6月 投稿
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