医療法人　海真会　ましもデンタルクリニック

月並みかもしれませんが、患者さまの声にしっかり耳を傾け、よりよい治療を提供する点があえていう強みといえるでしょう。歯を失う状態である欠損を防ぐために、根管治療には細心の注意を払うことはもちろん、欠損後の治療も入れ歯・インプラント（※）・ブリッジといった三つの選択肢の中でどれが合っているのか、患者さまそれぞれの歯の状態や希望を鑑みて治療方針を決定するようにしています。特に歯を失った後の治療では、患者さまには三つの選択肢の中から選んでいただくことになりますが、その際にそれぞれの治療の利点や欠点をしっかり伝え、納得いただいてから治療に臨むようにしています。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

悪くなった１本の歯を治療することに主眼をおくのではなく、お口全体を考え総合的な判断のもと治療に臨むようにしています。患者さまによって歯の個性が異なるように、治療法もまた患者さまによって多岐にわたるものです。そのため、歯が悪いからといって拙速に治療を開始することはありません。例えば、根管治療が必要となるようなひとつの歯があれば、その周辺の歯の状態もチェックし、悪影響を及ぼす可能性が高いことが判断できれば抜歯という選択肢を提示することもあります。全ては患者さまのお口全体を健康にするために。このような考えのもと、できる限りおいしくものを噛める状態を維持するにはどうすべきか、という点を突き詰めていくようにしています。

そういった方々に生じる危険性などはどのようなものになりますか？
歯周病の原因となる歯周ポケットが作られるのは20歳前後、歯周病の潜伏期間は10-15年というのが一般的見解です。そのため30代から歯周病の発症割合が徐々に高まっていくといわれています。40代以降の方の中には、まだ歯周病の兆候が表れていない方もいることでしょう。しかし歯周病菌を保有している確率はゼロとはいえないため、現時点で自覚症状がないからといって油断は大敵です。

多忙だからといって歯科検診を受けなかったり、ここ最近歯科医院から足が遠のいている人には、ぜひ時間を作って歯科検診をうけていただくことをおすすめします。放置する期間が長ければ長いほど、治療が困難になることがあれば、通院期間が長引いてしまう可能性があるためです。40代にして入れ歯や、ただでさえお金の入り用が多い年代で高額なインプラントを入れるなんて事態は、できる限り避けたいものではないでしょうか。

何か特別なことを行っているわけではありません。当院のスタッフは長く尽力してきた者が多く、いわゆるあうんの呼吸が院内には定着していると思っています。多くを語らずとも、さまざまな局面で何をすべきかをいずれのスタッフも熟知している。そんな人間関係と長い経験に裏打ちされた医院の運営体制が、アットホームな雰囲気を醸成させているのかもしれません。

またアットホームな雰囲気には、当院と患者さまとの関係性も影響しているのではないかと思います。開業は今から20年前ということもあり、10年以上にわたって当院へ通われている患者さまも数多くいらっしゃるためです。地域の皆さまに親しまれる歯科医院であり続けていく。そのためにも患者さまお一人お一人に合った治療方法をご提案していきたいと思っています。