歯周病菌によって歯周病の症状が進行すると、歯骨槽が溶けてやがて歯は抜け落ちてしまいます。歯が抜け落ちて噛み合わせに乱れが生じることで、歯周病そのものがさらに急激に悪化してしまいかねません。症状が進んだ歯周病では、ほとんどの場合、奥歯や臼歯から歯が抜け始め、犬歯を中心に歯の噛み合わせが一定方向にずれ始め、残っている他の歯に負荷がかかり、奥歯のほうからぐらぐらと動きやすい状態になります。
このような噛み合わせの状態は外傷性咬合といわれ、バランスを欠いた状態の噛み合わせはいち早く治療しなければ歯周病の症状をさらに進行させる原因となってしまうものです。当院の歯周病治療では、この噛み合わせのずれの解消を治療に優先して行ってまいります。
歯周病は症状が進行すると歯と歯肉のあいだの歯周ポケットが深くなり、周囲の歯肉も炎症を起こします。軽度の歯周病による歯肉の炎症は歯肉炎といわれ、歯周ポケットは2~3mmの深さです。進行した中程度・重度の歯周病による炎症が歯周炎です。この段階になると歯周ポケットの深さは4~6mmになり、歯骨槽の破壊が始まります。歯周ポケットが深くなると、歯周病治療が難しくなり、フラップ手術といった大掛かりな治療が必要です。
歯周病は、初期の段階では自覚できる症状がほとんどありませんが、早期に発見し、早めに治療に取り組んでいくことが大切です。
歯周病はその進行度によって治療方法が大きく異なります。軽度の歯周病の場合にはクリーニングによってプラークコントロール(※)を進めることで治療を行います。クリーニングやスケーリング(※)を行うだけでは治療が見込めない場合には、フラップ手術などの処置を行います。歯骨槽の破壊が大きく進んでいる重度の歯周病の場合には、最終的な治療方法として多血小板血漿による骨の再生療法を行う場合もあります。
※自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
みかんさんの口コミ (女性)
2021年6月 投稿
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投稿者さんの口コミ (60代/男性)
2017年7月 投稿
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よかった点 | |
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施設 | アクセス |
対応 | 電話・受付対応 |
治療 | 説明 丁寧さ |