新宿三丁目北歯科

歯科医師を目指したのは、高校時代の恩師の助言があったからです。それまで私は、歯科医師という選択肢を考えておらず、物理と数学が好きでしたのでそちらの道に進もうと思っていました。恩師の言葉をもらって、家族に相談したところ、みんなその道に進むことを応援してくれたので、歯科医師を志すようになりました。

歯周病についてです。大学院では部分入れ歯を研究する科に籍を置いていましたが、当時部分入れ歯は総入れ歯になるまでのつなぎであるという考えがありました。その考えに反感を抱き、「では残すためには何が必要か」と考えるようになり、辿り着いたのが歯周病治療です。

歯周病はすべての土台となる治療であり、健康な歯を残すためには欠かせません。基礎となる治療を学ぶことが、より患者さんに納得していただける治療につながると思い、時間をかけて学んできました。

患者さんが抱えているお悩みをしっかり把握することです。例えば、痛みを感じている患者さんには、まずその痛みを取り除く治療を行います。痛いまま説明を行っても、痛みに気を取られてしまっていては、話も頭に入ってこないかもしれません。

緊急性が低い治療の場合には、その方がどうなりたいと思っているのかを把握できるように、問診を行います。患者さんが抱えているお悩みはそれぞれ異なり、治療後のイメージも変わってきます。その方のお悩みをしっかりと理解して、それに合ったアプローチを心がけています。

私が通っていた大学が御茶ノ水にあり、通学の際に新宿を通っていました。乗降者数がとても多い駅なので、そういった場所で自分がどのくらいできるのかを試してみたいと思い、こちらで開業しました。

また、遠方から起こしになる方も多くいらっしゃいます。大きな駅であるからこそ、たくさんの方の健康をお口の治療を通してサポートできる環境がありますし、この場所で開業して良かったと感じています。

当院は1994年に開業したのですが、その当時はなかなか自由診療というものが受け入れられませんでした。それからどんどんお口に対する意識が高まってきて、近年では多くの方が自由診療でお口の中をしっかり治療したいと思ってくださるようになってきています。そのような方々の想いに添った治療を提供できることを嬉しく感じます。

なるべく歯科医院らしくない空間を演出したいという想いがあり、白を基調としながら、ところどころに木目を配置し、温かみのある空間を意識しました。緊張せずに通いやすい歯科医院を目指していますので、お気軽にお越しください。

スタッフには、患者さんと接する機会を多く持つように言っています。どのような話題でも良いので、まずは患者さんに関心を持ち、色々お話をしていくことが大切です。同じ話題を共有し、患者さんと同じ目線で話をしていくことが、何でも相談できる関係性の構築にもつながると考えています。

患者さんのお口の中を見ていて必要だと思った際には、ご自宅での使用をおすすめしています。しかし、高額なものを使用したからといって、お口の状態が良くなるというわけではありません。お口の中の状態などを考慮して、その状態にあったものを使用することが大切です。

なるべく歯科関係者以外の若い方と多く交流している時です。母校の柔道部のOB会に所属しており、そこで学生と交流していると、自分が知らなかった分野の話を聞く機会が増えます。いつでも新しい情報を取り入れ、そこに世代の違う方と一緒に挑戦していくことで、頭と体をリフレッシュさせています。

歯科医師の人数を増やし、より多くの患者さんを受け入れられる体制を整えていきたいと考えています。

また、中国で治療する機会が何度かありましたので、向こうの方に私が持っている知識や技術を伝えていきたいという想いも持っています。