顎関節症とは、顎の関節や筋肉に問題が生じ「耳の下あたりが痛む」「口を開けづらくなる」「口を開閉する時に音がする」などの症状が現れる病気です。主な原因としては、噛み合わせの不良、顎関節の弱さ、ストレスや不安による筋肉の緊張、その他には歯ぎしりやうつぶせ寝、猫背といった習癖が挙げられます。
そのため当院では「スプリント療法」という、専用のマウスピースを用いた治療法で顎関節症の改善を図っています。これは具体的には、就寝時などにマウスピースを装着することで歯ぎしりや食いしばりを防ぎ、顎の筋肉に過度な力が入らないようにする方法です。また、噛む力を分散させるとともに、下顎の位置を整えることで噛み合わせの改善も見込めます。
顎関節症は長引きやすい病気ですので、患者さま一人ひとりの状態に合わせて対処方法などをアドバイスいたします。
顎関節症になっているかはセルフチェックすることができます。「口を大きく開けた時に音がする」「口を開きづらい」「口がまっすぐに開かない」といったものは、顎関節症が疑われる代表的な症状です。気になる症状を自覚した際はぜひご相談ください。
しかし顎関節症は、顔を圧迫するうつぶせ寝や横向き寝をしないなど、生活習慣の改善によって予防できることもできます。
また症状として奥歯や顎が痛む場合がありますが、頭痛というかたちで現れるケースもあります。どこに相談したらよいか分からない患者さまもいらっしゃると思いますので、ぜひこれらの点に留意していただければと思います。
なしさんの口コミ (男性)
2021年10月 投稿
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