こだわり｜杉山歯科医院（江東区東砂5-12-21）

当院では、患者さま参加型の治療を提供しています。歯科医院に来てもらって、ただ歯の悪いところを説明して治療して終わり、という治療方針ではございません。
患者さま自身に治療へ参加してもらうことによって、患者さまの健康意識を高めてもらい、それがやがて健康増進につながっていくと考えています。
患者さまに自分の症状を理解してもらって、患者さまの意見を尊重した治療をすすめていきます。

大人だけでなく、お子さまのうちからお口のなかを健康にすることで、全身的な自分自身の健康管理を考えていただくきっかけになれればと思っています。
お子さまたちにも自分で考えていただけるように、年に数回ほど小学校で講話をさせてもらう機会があります。また、小学校で検診も行っています。
お口のなかを健康にすることをお話させてもらっていますが、それを入り口として、自分の身体全体の健康管理をしていくきっかけにしていただきたいと思っています。

当院では、治療をはじめるときには、まず患者さまからご意見をお伺いしています。
そして実際に、患者さまのお話やご相談にもとづいて、お口のなかを診させていただき、治療をすすめていきます。歯についての症状や悩みは一人ひとりで違うものですので、患者さまに合わせた治療をしています。

そのなかで特に気をつけていることは、症状や治療方針を説明するときに、患者さまにもなるべくわかりやすい言葉づかいでお話するということです。
難しい専門用語を使わずに、一人ひとりに合ったお話の仕方をさせていただきます。たとえば、幼稚園生以下のお子さまが患者さまの場合は、親御さまへお話をさせていただきます。
小学生以上の患者さまに対しては、レベルに合わせた話し方を工夫しています。小学生のお子さまには、小学生にわかるような話し方で、中学生には中学生、大人でも若い方とお年寄りでは話し方は変えています。
患者さまによって、雰囲気やお話の仕方を考えて、コミュニケーションをとるようにしています。

治療をするうえで、治療にともなう痛みを抑えるためには、麻酔をすることになります。
はじめに使う麻酔は、注射を使わない塗布麻酔というものを使います。塗布麻酔は、塗られているだけなので痛みはほとんど感じません。
また、お子さまの歯を抜く治療をするときには、塗布麻酔をする前に、「今日は何か楽しいことあった？」などのお話をして、お子さまの話を聞いてリラックスさせ、「じゃあそれをイメージして待っていてね」といいながら、麻酔をはじめます。
お子さまの場合は笑気麻酔を使うこともありますが、笑気ガスをかがせているうちに10～20分も経ってきますと意識がもうろうとしますので、痛みを感じなくなります。

塗布麻酔や笑気麻酔をして痛みをとること自体は当たり前のことです。
ただ、歯科治療はほとんど痛みがないものではありません。歯の治療自体は痛いものなのです。そこで、患者さまとコミュニケーションをとることでリラックスしてもらえるように誘導し、歯科医師に治療を任せてもらえるようにしています。

患者さまには、納得してお口のなかの治療を受けてもらえるように、当院では衛生管理に力を入れ、院内感染対策を行っています。
治療をするときに使った器具や機材は、患者さまごとに一回一回でオートクレーブと呼ばれている滅菌装置に入れて滅菌をし、また、滅菌をするための薬品につけるなどして滅菌を行います。オートクレーブとは、高温高圧洗浄機のことです。高温高圧で、すべての細菌やウィルスを死滅させることができます。

また、器具や機材だけでなく、歯科医院自体も院内を清潔に保てるように、清掃を午前と午後、歯科医院を開ける前に、できるだけ行っています。
歯科医院独特のにおいもあまりありません。独特のにおいのする薬品などは使わないときにすぐ片付けていて、薬品の管理もしっかり行っています。
加えて、窓を開けて空気を入れ替えるなどの配慮を行っています。
当たり前のことですが、患者さまにリラックスして快適にすごしていただけるための空間づくりを重視して、歯科医院全体で取り組んでいます。