無理に治療をしてトラウマを植えつけてしまうと、将来的に歯科医院に通えなくなってしまうことがあります。そのため当院はお子さまに無理をさせず、治療の練習から始めることにしています。同様の理由から、3歳以下のお子さまの治療はしません。あまり小さいと状況が理解できず、いやな思い出だけが残ってしまうからです。
院長をはじめ、当院のスタッフはほぼ女性だけなので、男性を怖がってしまうお子さまであっても通いやすいと思います。また診療室には親御さまも一緒に入ることができるので、お子さまの様子が気になる方は付き添ってあげてください。
子どもの頃からきちんとした管理ができているかどうかが、将来的なお口の環境を左右します。「乳歯は生え変わるから」「家で歯磨きをしているから」と油断せず、定期的な通院をご検討ください。
トラウマをつくらないために、親御さまにも協力していただきたいことがあります。「今日は怖いことしないよ」といった、嘘と捉えられかねない言葉はなるべく避けてください。
また、「痛い?」「大丈夫?」というような声かけも控えていただけると助かります。お子さまを気づかうあまりかけた言葉が、かえって不信感や恐怖心につながってしまうことがあるからです。当院の歯科医師やスタッフも、「治療は怖いもの」という前提の声がけはできるだけしないようにしています。