おおのファミリー歯科

お口の状態だけでなく、価値観も患者さまによって異なります。そこで当院は、一人ひとりのお気持ちに添った対応をするために、問診票に選択肢を設けました。「悪い所を一通り治療したい」「応急処置をして、後日じっくり治療を受けたい」「応急処置のみを希望する」の三つから、ご自身の思いに近いものをお選びください。

例えば、根本的な治療を希望される方には、レントゲン撮影を行い、その画像をタブレット端末にてご覧いただきながら、目で見て分かりやすく説明していきます。また、患者さまのお口の状態をプリントした資料もご用意しており、虫歯の状態や歯の汚れ方、歯周病の進行具合といったことまで把握できるようにしました。

説明時に心がけているのは、「歯を抜く」といった患者さまの恐怖心を煽りかねない言葉を使わないことです。治療に対して不安を感じている方が多いからこそ、言葉遣いにまで配慮しました。

当院で、楽しみながらご自身のお口について学んでいただき、少しでも長く歯を維持するためのモチベーションにしていただければ幸いです。

歯科医院特有の雰囲気に対し、萎縮してしまう方も少なくないと思います。そのため、当院は良い意味で病院らしくない、スウェーデン風の開放感のあるデザインを採用しました。さらに院内の壁には、夏は海や花火、秋は紅葉、冬は雪など、季節に応じたシールで装飾を施しています。

また、お子さま連れの方でも気兼ねなく来院いただけるように、おむつ交換台を設置するほか、小さなお子さまがハイハイできるほど清潔な状態を維持するように、医院全体で取り組んでいます。

もちろん、衛生管理も徹底しており、使用した器具は歯を削るハンドピースに至るまで、患者さまごとに高圧自動洗浄機や、高圧蒸気滅菌器などで処理をして、使い回しはいたしません。滅菌後はパックし、埃や細菌が付着しないように保管して、患者さまの目の前で開封するようにしています。

治療とは直接関係なかったとしても、当然のこととして手を抜かずに、クリーンな環境の維持に努めています。

当院は、麻酔自体の痛みを抑えられるように様々な工夫を凝らしています。歯科治療に苦手意識を感じる理由の多くは、処置時の痛みにあると考えているからです。

注射をする前には、歯茎の感覚を麻痺させる表面麻酔を施します。これによりチクッとした痛みを感じにくいようにしました。さらに、麻酔液を人肌程度に温めて、口内との温度差による刺激を少なくしたあと、コンピューター制御で一定の圧力で薬液を押し出し、注入時の違和感を軽減する電動麻酔器によって処置を進めていきます。痛みが出にくいポイントから麻酔を打っていくのも、工夫している点の一つです。

また、お子さまに治療をする場合は、麻酔の前に信頼関係を築き上げることを怠りません。「チクッとするよ」といったことを正直にお伝えし、理解いただいた上で処置を行っていきます。

当院は地域に密着した歯科医院として、小さなお子さまからご年配の方まで、気軽に利用いただける場所になることを目指しています。

そのために、お子さまの治療では恐怖心を植え付けないように、まずは歯科医院の環境に慣れてもらうことから始めています。治療の器具に触ってもらったり、機器から出る音や風を感じてもらったりして、処置が怖いものではないと理解いただけるようにしました。どうしても治療が怖いといった方には、薬による応急処置などを行うに留め、無理矢理に施術を進めることはありません。

また、ご自宅できちんとしたブラッシングができるかどうかも、お口の健康を維持する上で見逃せないポイントです。そこで、それぞれのお子さまに適した、虫歯になりにくい状態に導くアドバイスを行っています。

さらに、年齢などを理由に当院にお越しいただけないご年配の方に向けて、訪問歯科診療にも対応しています。医院から半径16km以内であれば、歯科医師がご自宅や病院、施設までお伺いして処置をいたします。虫歯や歯周病など通院時とほぼ同じ治療を受けることができます。また、食べ物を飲み込む「摂食嚥下」に関するリハビリテーションも可能です。交通費やお礼などは一切必要ありませんので、お気軽にお申し付けください。